さやゆーりの毎日。

□デート。
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『あれ〜、ゆーりまる?』




「あ、彩ちゃんおはよう。」



朝起きて、隣を見ると誰も居なくてまだぼーっとしてるまま呼んだらすぐに返事をしてくれた。






「その呼び方久しぶりやね?」




そう言って、ニコッと微笑んでくれる夢莉に安心する…



朝からこの顔を見れるって、幸せやな。





『確かに。』



「ねぇ、彩ちゃん今日はどうする?お家でゆっくりする?」




私のベットの隣に来て、優しく聞いてくれる…ほんまにどんな時も包み込んでくれるんや。





ぎゅっ、、、




年上な私やけど、そんな夢莉にはお構いなしに甘えられるから…すぐに抱きつく。





『デートしたい、どっか行こうや…?』



「どこ行くの?」




『デパートとか?』





「ん、分かったよ!」




すると、すぐに立ち上がる夢莉…



ちょっと寂しくなる。




『どこ行くねん。』




「出掛けるなら、早く朝ごはん食べないとね?作ってくるよ。」




『むぅ、…』




「彩さん?」




『抱っこ…して、、、』




「はぁ、もう手のかかる彼女さんですね?」




『ふふっ、夢莉…好き。』




ぎゅっ、、




私のわがままにも、呆れながらも答えてくれて…お姫様抱っこしてくれた。



嬉しくてそんなゆーりまるにまた抱きつく。






『ゆーりまる、ゆーりまる。』




「ふふっ、どうしたの?その呼び方…可愛いんですけど。」




『え?いや、なんかええ響きやなって思ってさ…言い出したらまた癖になったわ。』




「そっか…ははっ。」




そんな私に夢莉は優しく笑ってくれた。







夢莉やから、どんな私でも出せるんや。
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