さやゆーりの毎日。

□微熱
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昨日はお休みやったのに、熱を出してしまった私…



しかもけっこう高くて、言わなかったけどしんどかったなぁ。




でも、夢莉の献身的な看病のおかげで今朝は熱がどうやら下がったみたい。
身体も軽いし、しんどくないけどちょっと喉が痛むくらいかな…




やから!もう元気!




『ゆーり〜』




朝起きて、台所にいる夢莉を呼んで探す。

これは私の癖みたいなものです…




ぎゅっ、、、


「あ、おはよう。熱は?」



夢莉が居ることに嬉しさがあり、私はいつも通り背の高い彼女に抱きついた。



でもそんなこと気にせずに少し心配そうにして私のおでこを触る。
その表情も手だって優しくて…愛おしい。





『下がったみたい、元気やで。』



「ほんまや、でも一応測っておいたら?」



『うーん、まぁ測っておこうか。』




夢莉に言われたから、一応熱を測っておいた。
まぁ、ないと思うしけど…あったとしても今日は仕事で遠くに行くから夜はホテルに泊まる。


もう、休めないんや。





ピピピッ…




『鳴ったよ。』




「何度?」



『えっと、37.4…ないな。』



「微熱やな。」



『まぁ、大丈夫やろ…身体も軽くなったし。』




「でも、病み上がりやから無理したらあかんよ。」




『はーい、ありがとう。』



そうして、私は朝ごはんを食べて元気に家を出た。




行ってらっしゃいの、ちゅーをしてもらって…

これはどっちかが泊りの日に、出掛ける時の日課や。
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