はちみつレモン。

□Episode3
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でも、そんな彩は今日学校に来てない…




休むことなんて本当になかったのに、ここ最近はあんなにキラキラしてた彩が別人みたいに元気もなくて目の下に隈まで作って体調が悪そうやった。










朝からメールしてるのに帰ってこない。





どうしたんやろうって…もっと話しを聞いてればよかった。










あまりにも心配やから担任に直接聞きに行った。













(ん〜、なんか熱があるのにバイトに行ってたらしくて倒れて病院に昨日運ばれたみたいやで?今日お母さんから電話がかかってな、大したことはないみたいやから心配はせんでもええみたいや。)





そんなこと言われても心配するに決まってるやんって思いながら私は病院を聞いた。





放課後にお見舞いに行こうって…





でも、そのことをもっと知っておかないと行けない気がする人が校門を出るといた。






「夢莉くん?」




「あっ、由依さん!彩さん学校きてますか?メール返ってこなくて。」




まだ少ししか話したことないけど、彩は見る目があるなって夢莉くんを見て私は思った。






顔はすっごく清楚系で綺麗で目は大きいし肌は白くて女の子みたいって思うけど、背はほんと高くて…優しくて包み込む感じやし真面目で紳士。





「由依さん…?」




「あ、ごめんごめん…彩な昨日バイト中に救急車で病院に運ばれて入院したみたいやで?これからお見舞い行くねん、夢莉くんも行くよな?」





ついボーッとして、呼ばれて我に帰ると質問に対して向こうの反応も見ずに決めつけてばばーっと返してしまった。



私の悪い癖。






「そ、そうだったんですか!?彩ちゃん…2日前に実は高熱出してて…学校行ってましたか?」





「うん…聞いてもなんも話さへんし顔色悪いから保健室進めても行こうとしなかったんよ。」






「何も知らなかったな…」





夢莉くんはそうやってかなり落ち込んでるけど、本当は私の方が幼馴染みで学校でも一緒におるのに何も知らんで何も聞いてないけどそこまで落ち込んでない。




まぁ、仕方ないって言いたくないなら…


みんな言いたくないことの一つや二つくらい幼馴染みでもあるやろうし。


それで何かあっても、どうにもしてあげられへんしなぁ。そこは本人次第やろ。





なんて、歩きながら落ち込んでる夢莉くん見ながら思ってた。




まだ私らより2歳下やからそういう青い部分が残ってるんかな?



私が無さすぎるだけ?




「…いさん?…由依さん?」




「あっごめんごめん、どしたん?」




「大丈夫ですか?なんかぼーっとしてるような…体調悪かったら僕だけでも大丈夫ですよ?彩さんにはちゃんと伝えておくので。」




「ううん、私よくぼーっとしてるって言われるねん。彩以外に。」




「そうなんですか?」




「そうそう、気付いたらぼーっとしてるねん。彩になんかゼリーとか買っていってあげようか。」





「あ!そうですね!」





彩だけがなんで言わないかと言うと、私が何考えてるか顔を見たら分かるらしくて…
ただ単にぼーっとしてるわけやないって分かってるらしい。




親友ってすごいなって、その話しを聞いた時に私は思った。
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