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□独占。
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「へぇ〜…」



今日、私は彼女である彩さんのTwitterを見ていた…


昨日の夜、私がご飯に行こうと誘ったのに、彩さんは断り矢倉楓子さんとご飯を食べに行ったらしい。




「私が誘ったら断ったくせに…」





気付いたら、無意識に爪を噛んでる…



もういい、分からせてやるんやから。




そして連絡をした…







ーーー




ぴろんっ。




『ん?ゆーりや…』






“今から家に行く。”






『ん〜…怒ってるんやな。』




最近、夢莉は何かと目に光がないことが多い…



なんというか、黒いものがある。







でも、好きやから…






それさえも全部受け止めてあげたいんや。





『雨や…傘、持ってへんねんやろうな。』



どうせ、今の様子やったら傘もしないやろうから…



タオルを玄関に置いておいた。


でも、雨は強くなるばかりやった…




何かを察してるように。






すると、しばらくしてチャイムが鳴る。










ピンポーン…





ガチャ。





『ゆーり…ほら、拭きな?』






鍵を開けるとそこにはびしょ濡れになって俯いてる夢莉が居て、私のタオルを受け取らずに入ってきた。








『ほら、風邪引くから拭きな?』




タオルを渡そうとした時…




どさんっ!!!




『ちょっ、、、んぅ…』



急に押し倒され深いキスをされてしまった。






勢いがすごくて喉の奥まで舌を入れられて苦しい…





『んぅっ!!』




あまりにもの苦しさに必死に夢莉の肩を叩く。



「はぁっ、はぁっ、…」


やっと唇を離した夢莉の顔を見ると目に光がなく、視点が合わない。


『ゆーり…なぁ、どしたんよ。ゆーり?』







何度も名前を呼ぶが、夢莉には届いていない…




どうしたんやろうって、思ってたら…




がしっ!!




『な、何やってんねん!!やめて!!』


息が上がってる夢莉は無心で私の服を脱がし始めた。




『ぅゔっ!!…』





玄関の冷たい床に背中が触れてゾクゾクするし、胸やお腹には濡れた夢莉の髪から滴る水滴が…






すると、すぐに下も脱がせようとしてきた。


『あかんっ!!』



私も負けずに夢莉を止めようとした…冷めた眼差しで睨まれ、力が入らなくなってされるがままに。




夢莉は私の全てを脱がせると、その存在を確かめるかのように、身体の隅から隅まで丹念に舐め始めた。



『んぅっあ…』


これは夢莉の癖で最初こそ嫌だったけど…もう慣れていた。



『ふぅ、あぁっ!!…』


はずやのに…今日の夢莉はいつもより丹念で、気づいたら私は涙を流していた。










すると、濡れていないアソコに指が当てられる。


『くぅんっあ!!…』



躊躇なくナカを探るように進んできて…



『いたぁっぃ!!』




ぐいっ。

痛みで逃げようとしたら肩をぐっと抑えられた。





中でパラパラと動く指の快感に波打つように細い腰が動く。


『はぁっ、はぁっ、いやぁ…いっく!!』



でもイクっと思ったとき、すっと指が抜かれたんや。



『え…ゆーり…』


状況が把握できない私をよそに夢莉はタオルで指を拭いて、裸で横たわる私そのままに服を持ってリビングの方へ入っていった。



『まって…』


そんな中、何も着てない状態でその後ろをついていく。



さっき、イキかけてたから…




うまく立ち上がれず、這うよう追いかける。


リビングに入ると、、、





「そこに正座して」





『あ、うん…』



フローリングの上に正座をする。





夢莉はソファに座り、光のない目で冷ややかに見つめてくる。


「私に、なんか言うことあらへん?」





『えっ…と、、、』

たぶん、いや…絶対にふぅちゃんとご飯に行ったことやんな。



『ふぅちゃんのことやんな…ごめん、でも!!私はゆーりの…もんやから。』








今の夢莉はなんかすごく怖くてでも…好きやし、愛してるからちゃんと謝った。


おそるおそる、夢莉の方を見る…




「ふふっ…そうやな?」



ようやく微笑んでくれて、裸の私を軽々しく抱き上げて寝室へ向かった…






ええんや、…夢莉になら何されたって構わへんから。





『ゆーりっ…』


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