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□素敵だから。
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『はぁ…』
「彩さん?」
最近、彩さんはよくため息を吐いてる。
そういうはしない人やから、たぶん無意識にしてしまってるんやろうな…
『ゆーり…私、もうNMBには必要ないやろうな。』
「なんで?そんなわけ…」
『やって、私を抜きのコンサートとか…色々辛いねん。』
「それはただ私たちが実力不足やから…」
『私が邪魔してるんかな…』
話してると、よっぽど辛いのか涙目になってきた。
珍しい…
ぎゅっ、、、
「違う。」
『私を倒す方法とか…いる?、、』
「あれは…うん、そうだよね。いらないと思う。」
ファンの人を楽しませようと考えてる案みたいやけど、どう考えても彩さんを傷つけて楽しんで良いはずがない…
『まぁ、もうそんな長くはいらへんねんけどな…』
「そんなこと言わんで。」
自分のこともしたいはずやのに、NMBにたくさん愛を捧いでくれてる…
他の人やったら自分がうまく生き始めたら、さっさと卒業してるのに彩さんは絶対しない。
どれだけこのグループを愛してるか、痛いほど伝わってくるもん…
どうにかしないとな…
そんなこと思いつつも、私は彩さんの隣にいるしか出来なかった…
どんな時も。