↑欅の宿り木 Chapitre final↓
□欅の宿り木 特別編〜山下美月の憂鬱〜
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「合わせは隣の部屋でお願いします」
「あ、えと…はい…Nom(名前)さん？あの人は？」
「あぁ、新人の苗字 名前君だ」
「そうなんだ……新人なのに一人で？」
てきぱきと動く名前を見ながら美月はNom(名前)に自然を向けると面白そうな笑みを見せながら返してくるので首を傾ける。
「顔がカッコいいから、虐めてんのさ」
「えー…」
「なに、その冷たい目、ゾクゾクしちゃう」
「Nom de famille(苗字)さん、３Ａ枠…白石さん達の衣装が遅れてます」
軽口を叩くNom(名前)に美月は衣装を抱きしめながら目を細めると名前が間に割って入り、Nom(名前)の顔も仕事モードに戻る。