短編集 -3-dimensional-

□je suis aimee neuf
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「ふんふふふーん」




美月からShowroomを配信するので、部屋のセッティングをしてほしいと言われた名は部屋の掃除から始めているとパソコンが起動している事に気づく。




「ふんふふー……ん?」




パソコンの画面を注視すると、スクリーンセーバーから配信中の画面になる。




「あれー?バグってる?」




【あっ、気づいた】




【鼻歌、なんの曲?】




「おうっ、観てる人居る…申し訳ありません、山下美月の配信時間ではありません。機材トラブルですので…」




【真面目モード】




【仕事してる〜】




【名さんはこうやって、謝ってくれてるんだね〜】





名が素早く対応するが、相手は気にしていない様子で名前を入力してくる。





「……なぜ…俺の名を……なにこれっ!こわっ!!スマホも落としてないはずなのに!!」





【落ち着いて〜】




【美月だから】





「なん…だとっ!」





部屋のあらゆる方向を向いて困惑している様子の名に画面の先に居る美月は楽しげな文面で返してくる。
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