短編集 -3-dimensional-

□je suis aimee sept
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「名さーん!」




「はーい?…っとと…ん〜?どした?」




「なんでもないですけど〜くっつき虫です」




「名さん、これ食べる?」




「まーた、間食でもしたな?」




桃子と祐希、同期の2人が名に甘えて絡んでいくが私には真似できないと美月は遠巻きで眺めている。




別に名と話しにくいわけではないが、名の周りには常に誰かがいるのでタイミングが合う瞬間を狙うしかない。




だが、待っている間に次々と絡んでいくメンバーは増えていき最後は時間がなくなって名の背中を見送る。





どうにか絡む方法は無いかとメンバーの動向を探ってみる。






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