短編集 -3-dimensional-

□je suis aimee six
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「…ん〜……やっぱ、遠藤が居ないとフォーメーション微妙だねぇ…」




全員で通しの練習が行われているが、さくらが体調不良の為に急遽不参加となったので振付師が苦笑いを浮かべる。




「…距離感が…分からないですね」



「確かに…」




「せめて、誰かが居てくれたらええんやけどなぁ」




休憩時間になり、未央奈が4期の代わりに言葉を発して飛鳥も頷くので沙友理の目線は入り口に立っている名に向かう。




「ん?誰か居るのか?」




メンバーの視線が集まってくるので名はドアの外を確認してから、誰も居ないぞと返答しながら首を傾げた。




「あー、大体の動き分かってる人…誰か居ないかなぁ…」




「ん〜、この際なら男性でも良いよね〜」



「えー?マジで〜?ん〜暇なヤツ、誰か居るかなぁ?」



「みなみは知ってる人が良い〜」



「も〜ワガママな奴らだなぁ…そんな人…居るかなぁ…」




絵梨花と真夏がわざとらしい声を出しながら名に話すと悩みながら携帯を操作し始めるのでみなみは空気を読んで修正に入る。
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