短編集 -3-dimensional-

□je suis aimee deux
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「お疲れ様でしたー!!!」




ライブの打ち上げはホテルの結婚式会場にも使われる大ホールを貸し切って行われる。




ビュッフェスタイルで並んでいる豪華な食事を皆が好き好きに取って、テーブルに運び談笑する。




メンバーはもちろん、ある程度の主力スタッフも呼ばれての大宴会となっていた。




「これからの乃木坂は、君の活躍次第だ!先輩達の功績を生かすも殺すも君次第!がはははははっ!期待してるよぉー!」




「あはは…はい……」




スタッフが来るということは、ある程度の重役も呼ばれメンバーがいる席に座ってある種の接待のようになる。




さくらは、酒が入って浮かれた重役に肩を叩かれ、苦笑いを浮かべるが周りに座っているメンバーも同様に流す事しか出来なかった。




「あー、お話中、すいません、今野さんが呼んでましたよ?」




「ん?」




「なんか、例の件?に関して説明してもらうとかなんとか」




「なに!?そうか、分かった。皆、失礼するよ」




名がテーブルに来て、重役に耳打ちすると慌てた様子で立ち上がって去っていくので名は皿を素早く片付けてから空いた席に座る。
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