即席小噺-reloaded-

□Je suis aimee 今日は何の日?
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「なぁ、今日は好き好きDAYにして良い?」




『はい?』




楽屋で今日は○○の日という月と日にちの語呂合わせや、取ってつけたような理由の日が話題に上がり沙友理は対面にいた名前に話題を振る。




「好きな人に好きって言う日やねん」





『なんか、幸せな日だな』






収録の資料を読んでいて片手間に聞いていた名前は沙友理の制定した日がほのぼのしているので小さく笑ってしまい、資料をテーブルに置いて視線を合わせる。




「やろ?じゃあ、さっそく…いつも優しくしてくれてありがとうな。名前の事、大好きやで?」





『あー、いつも明るくて〜可愛い沙友理が俺も大好き』





名前がノリに合わせてくれる事に満足げな笑みを見せた沙友理は全力の可愛さを声に乗せて好意を伝えてくるので、名前も同様の声色で返す。




「うふふっ…やばーい!名前!!もっと言って〜!」



「おかわり?欲しがるね〜」




「ちょ〜っと待って!」






コント風のやりとりでも沙友理は満たされた様子で両頬に手を添えながら照れ笑いを見せていると、麻衣に肩を掴まれる。




「次は私達の番!!」




「はーい、会場はこちらです〜2列で。あ、押さないでくださーい」




絵梨花が両手を腰に当てながら力強く輪に入ってきて一実が押し寄せるメンバーを整理していく。




「え、券とかいるの?」




『なんて日だ!!』




あとから来た4期も静かに並び始め、恐ろしい日が制定された事に気付いた名前はテーブルを叩いた。










fin


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