即席小噺-reloaded-

□Je suis aimee お正月訪問編
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正月自宅訪問時 




奈々末編






「ん?ケーキ屋の紙袋?名前が?クリスマスに?珍しい」




おせちを片付けながらキッチンの端に見慣れない紙袋があるので、ソファーに座っている名前に奈々末は声を掛ける。




「あぁ、気を使ってクリスマスに渡してくれる奴がいたんだよ。小説とか貸す時に紙袋は便利だから置いてる」





「(わざわざ、平日のクリスマスに?……へぇ…)」







名前は隠す様子も無いので、焦りには繋がらなかったが推察される数人の内の誰かなのだと絞った奈々末は興味無さげに話題を変えた。









fin
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