↑欅の宿り木 Chapitre final↓

□欅の宿り木 特別編〜山下美月の憂鬱〜3
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「友梨奈?」



「…」



「あのな、話したろ?今日は…」



「知ってる……でも…なんか…理佐が苛々してたから」



欅坂の楽屋前まできて解放された名前は俯いている友梨奈に声を掛けると、目線を逸らしながら理佐を指差す。



「え、私だけ悪者!?ちょっと待ってよ!!皆、共犯!共犯!」



「皆?共犯?」



突然の裏切りにあった理佐は心外だと言わんばかりに後ろに続いていたメンバーを指差して笑う。



「共犯って人聞き悪いなぁ〜名前君は欅坂の所属と思ってたから気になったんでしょ?」



「そんな話、聞いた事ないんですが?」




小林は小さく笑みを浮かべながら事情を話し出すが、いつから欅坂所属になっていたのだろうと名前は首を傾げる。
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