↑欅の宿り木 Chapitre final↓

□欅の宿り木 最終章 1
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「えっと…」



「あぁ、妹とウチの連中が世話になってるみたいだな。苗字 名前君だろ?俺は乃木坂のマネージャーやってるNom de famille(苗字) Nom(名前)。よろしくな」



2人の視線が合うと名前は戸惑うがNom(名前)は少し状況を説明して自己紹介をする。




「えっ?Nom de famille(苗字)さんが澪のお兄さん…!?」



「兄さん、名前君を知ってるの!?」



「Nom(名前)さん、知ってたんですか!?」



どちらも知っている友梨奈が驚くが、Nom(名前)側に近い人間は名前の事を知っている事に強く驚いた様子で声がかき消された。



「お前らさ…基本、俺の事を馬鹿にするよね?一応、これでも人の名前と顔を覚えて謝り倒す仕事してんのよ?里奈と澪の話をくっつけたら、この場所に冷静な顔して立ってる男子高校生とか名前君以外はおかしいだろ」



「あぁ〜なるほど〜」



「なんだっけ?麻衣と真夏は名前君の公式ストーカー七福神だっけ?」





「違う!!」



「名前くんの公式お姉ちゃん!」



Nom(名前)は納得する生駒から後ろに居た麻衣と真夏に声を掛け、2人は困ったような笑顔で訂正しながら輪に入る。
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