キャンディー

□苦しい
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ミナside⇒

サナ「もも〜!ぎゅーしていい?」

モモ「しょうがないな、いいよ。」

ミナ(私もいるんだけど、、。ももりん。。)



いつもそう。ももりんは私にも優しいけれどその分メンバーにも優しい。優しすぎて本当に私とももりんはちゃんと付き合っているカップル同士なのか不安になるときがある。・・・やだなあ。近いよサナオンニ、、、ももりん。。



サナ「ん〜〜やっぱりももは落ち着くなあ。ふふ」

モモ「ふっ、なんやそれw」

サナ「あー、ばかにしてるやろ。」

モモ「してないしてないw」

サナ「・・・・・もも。」

モモ「ん?なに・・っ!」

ミナ(??!?!)



え、何?今、サナオンニがももりんにキスをした?なんでそんな目でももりんを見つめているの?なんでももりんは何にも言わないの?
頭で考える暇なんてないほど、ミナは衝動的にサナからモモを引きはがしサナを鋭い目で見つめていた。

勢いで引きはがしてしまった、、いや、でもこうしないと・・・。ああ、どうしよう
私がこんなに戸惑ってしまったのには理由がある。ぜなら私とみーたんが付き合っていることはメンバーにまだ知られていないのだから。
理由は些細なメンバーとの会話のせいだ。


ある日メンバーと宿舎でテレビ番組を見ていた時同性愛についての話題が出てきてちょうど付き合い始めだった私たちはメンバーたちの反応を気にしていた。そんな中、、

ダヒョン「同性愛って、案外身近にあるものなんですねえ〜」

ジョンヨン「でもいざ近くにあったらすこし
びっくりしそうだよねw」
ナヨン「そうねw」

この会話を聞いてから私たちはメンバーをこまらせてしまうなら、と、ばれないように付き合おうと過ごしてきたのだ。
モモside⇒

今、何が起きた??なんで私はみーたんに抱き寄せられているの?なんでサナはそんなに苦しそうな顔しているの。なんでこんなにも空気が引きつっているの。
これらの状況をモモが理解するのにそう時間はかからなかった。


ああ、私サナに急にキスされたんだ。そんで、みーたんはきっと焦りと驚き、怒り・・?がごちゃまぜになっているんだろうな。もちろん私だってかなり混乱している。サナのキスが軽いものではないこと、何よりみーたんが今までにないほど怖く、冷たい空気をだしているのだから。



サナ「ミナ、何しているの?今モモとお話ししてたんやけど。」

ミナ「・・・・サナこそ、今何したの。」

サナ「何って、ああ、キスしたこと?したけど、それがミナになんか関係ある?」

ミナ「・・・・。」



みーたんは黙ってしまった。いや、だまるしかなかったのだろう。みーたんと私が付き合っていることは今までひみつにしてきたのだから。

とにかく、この雰囲気はやばい。どうにかしないと。



サナ「どしたん?・・とにかく、もも返してや。」

モモ「や、まあまあ、二人とも落ち着いてや!ほら、顔怖いで?」

ミナ「・・・もういい。邪魔したね」


そういってみーたんは部屋へと行ってしまった。きっと私がサナをかばおうとsたり、拒否しなさ過ぎたんだ。謝らなければ。
ミナのあとを追おうとすると、サナに引き留められた。
サナside⇒

いじわるし過ぎた。その自覚はとてもある。だってここまで怖いミナはみたことがない。

ミナ「サナこそ、今なにしたの。」

ほら、怒りか動揺かわからないが呼び方、サナオンニじゃなくなっているよミナさん。ミナは感情が爆発するとまず呼び方が変化する。これは今まで年下メンバーは体験したことがないだろうが結構年上メンバーは経験ずみである。怖い。


ミナの後を追いかけようとするモモを引き留めてしまった。だって、私は、いいや、私たちはずっと気になって仕方がないことがあるから。どうしてもそれを確認したかった。



モモ「何?サナ、ちょっと今回のはやりすぎだと思うんだけど。」

サナ「・・分かってる。そんなこと。」

モモ「ならミナのところ行かせて。」

サナ「いやや、質問に答えてから行ってや。」

モモ「質問・・?」

サナ「うん・・。もも、もしかしてだけど、ミナと付き合っているの?」

モモ「え・・・。なんでそれを・・」

サナ「やっぱりそうなんや。なんで、隠してたん。そんなにうちらが頼りない?信用できないん?」

モモ「違う!!!みんなを信用していないわけじゃない!」

サナ「・・・なら、どうして?」

モモ「・・・怖かった、みんなにとって共感しにくい世界にいる私たちのことをみんなに話した時どんな目で見られてしますのか。。。ごめんなさい。」

サナ「顔上げてや。もも、ミナにも伝えてほしいんやけどな?うちらはみんなきづいてんで?でも、その中でだれも気持ち悪い、やだ、なんて一言も言わんかったしむしろ隠されていることに傷ついてるんやで。」

モモ「うっ・・ほんまに?」

サナ「うん。もう隠さんでええで。幸せになって、ごめんな意地悪して。」

モモ「ううんありがと、ほんまにありがとう。」



ちょっとだけ、感情をあんなに出してまで愛されているモモがうらやましいと思ったのは、サナだけの秘密であった。
コンコン・・

モモ「みーたん・・入ってもええ?」

返事のない部屋に深呼吸してから静かに入っていった。
そこにはベッドの上で毛布にくるまって静かに泣いているであろうミナがいた。


モモ「みーたん。。ねえ、話しよ?

ミナ「やだ、」

モモ「みーたん!」

ミナ「モモ!!!!・・・・」

ああ、みーたんすごく怒ってる。でもここで逃げたらずっと逃げ続けてしまう気がする。そんなの嫌だ。


モモ「・・・・ミナ?ちゃんと、お話しよ?私は、ここでミナから逃げたくないんよ。」

ミナ(ああ、なんでこの人はこんなにも正面から向き合おうとしてくれるんだろう。・・さっきまでの黒ずんだ気持ちが少しずつきれいにされていく感じがする。


ミナ「・・・うん。ごめん。私も、ちゃんと話す。・・・・ももは、私のこと好き?ちゃんと付き合えてる?」

モモ「好き。大好き。ミナがそばにいてくれて本当に幸せ。だからさっきみたいにミナが起こった時、怖かった。このまますてられちゃうんじゃないかっ・・・!?」

突然温かいぬくもりを感じると思ったらそこには私の背中までぎゅっと手をまわし、でもとてもやさしく抱きしめているミナがいた。

ミナ「ももりん、、ありがとう。ごめんね、私も、ももりんのこと好き、大好きだよ。」


お互いを強く抱きしめあい、ミナの温かさを感じながらも自分が愛している人からこんなにも愛されている幸せを感じ、その愛しい苦しさに自然と私も涙を流していた。



モモ「みーたん、あんな、その、うちらのことみんな気づいてたんやって///」

ミナ「へ?!あ、、そうなんや///」

モモ「ん・・。」

ミナ「明日にでも、みんなと話したいな。」

モモ「そうだね、一緒に話そ。」

ミナ「これで、ももは私のってちゃんと言える!へへ。」

モモ「み、みーたん??!w」



きっとこれからつらいことがあるかもしれない。けどその時はまたこの愛しい人と苦しみも分け合って1つの思い出にしていきたい、そうやっていける。と、確信しあった2人であった。
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