フィクション1

□おとなしいコほどキレると恐い
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宿舎のリビングに入ると、ツウィに群がるハイエナ..もといナヨンオンニとジヒョを発見...。

もう若干ピキッときている...。



ナヨン 「ツウィや、オンニにキスして。」


ジヒョ 「いいや、リーダーである私が先にされるべきだ!」


ツウィの隣に立ったミナは、思いっきりナヨンとジヒョに不満顔をぶつける...。

二人ともチラッと見たくせに全然お構い無し。


ナヨン 「ツウィ、早くぅ〜〜。」


ツウィ 「オンニ…それは出来ません…。」


ナヨン 「じゃあ、私がツウィにキスするぅ〜。」


ミナ 「 !!!!!!! 」


地団駄を踏んで懸命に『ダメ』を訴えるミナ。

勿論そんなものが通用する相手じゃない。

そうこうしてるうちにツウィの首にナヨンの腕がまわされた...。



「ダメぇーーーーっ!! 絶対ダメーーー!!」

ミナの大きな叫びに一同の動きがピタリと止まった。




ナヨン 「 ?! ミナ、大きな声出してどうしたの? 」


ミナ 「 ツウィは私のものなのぉ!! 」


ツウィ 「 オンニ…… 」


“楽しそうな状況”を嗅ぎ付けて面倒な人がやって来た…。


サナ 「 違うよぉ〜 ツウィはサナのもの〜 ん〜ツウィや〜。」


ナヨン 「 ダメぇ! 私のもの! 」


みんなは“おふざけ”でも、この人だけは全然笑えない状況だった…。


ミナ 「 そーゆー事じゃないもん!!! 」


全員が揃ってる宿舎のリビングで、

ミナはツウィの腕を引き寄せ

ギュツと抱きしめてキスをした・・・。



突然の出来事に豆鉄砲顔の7人をよそに、

ツウィの首に両腕をまわし、更に深くキスを続けるミナ…。



ツウィ 「 んんっ オンニぃっ……… 」

ツウィの可愛い耳はあっという間に真っ赤。

ミナを押し返えす気も本当は無いただ両肩に乗せられたツウィのグーの手…。


ざわつく7人・・・。



『おとなしいコがキレると恐い』と言うのはこの事なのか、ミナのキスは首筋を這い右手はツウィの胸を揉みだした。



ツウィ 「 あぁっ… オンニ… 恥ずかしいです…。 」


ミナ 「 だって! みんながツウィに手を出すのが嫌なんだもん‼ 」


ミナの頬には涙が伝っていた・・・。





ナヨン 「 ああ〜〜 ミナ、可哀想にぃ… ごめんごめん、オンニが悪かった…。」


と、ツウィごとミナを抱きしめて頭を撫でた。



サナ 「ん〜〜〜 ミナや〜〜〜」


サナもミナに抱きつき、ミナの頭に頬をスリスリ。




ジヒョ 「 ……なんとなく分かったけど…ミナ、ちゃんと説明してはっきりさせなさい。」





涙を拭いミナが7人に向き合った。


「……私、ミナは… 恋愛感情を持ってツウィとお付き合いしています…。」



ツウィ 「……オンニぃ……。 ダメですか?! ミナオンニが好きでTWICEしてちゃダメですか?!」









パチパチパチ・・・


ダヒョンから拍手が始まる。


ダヒョン 「 本当によく知っている人間から愛されるのは羨ましいです…。」


他のメンバーも各々頷く。



ジヒョ 「 ちゃんとON OFFわきまえて行動してくれるなら、 問題ないじゃない。 そもそも私達みんな仲良いわけだし、“疎通具合”が他のメンバーより深かっただけの話じゃない。」



「 ありがとう ジヒョ… 」とミナがハグ…。





モモ 「 じゃあ、ちゃんとみーたんとツウィを祝福したいから、もう一度チューしてくださーい。」

と、言ってる事と裏腹に悪戯心満載の顔…。
はやし立てるメンバーや、拍手をするメンバー、ドキドキ照れ臭いのか抱き合ってわちゃわちゃ言ってるメンバー等々…。



「ええぇ?! ;;;; ええぇ??!;;;;」


動揺して手を取り合いうろたえるミナとツウィ。



ナヨン 「 いいじゃん! イチャイチャ見せてよぉ…。 」

と、いたずらな顔。




こんな時、意外に潔いのはツウィの方で、



「 …オンニ…… 」 と、ミナの両肘をとった・・・。

二人とも顔がMAXで赤い。




「 ツウィ/// 好きだよ//////」


「 私も ミナオンニが大好きです…////// 」



様子を伺うように“一瞬触っただけ”のキスをして辺りを見回す…。


みんな真っ赤な顔してるくせに『もっと』『続けろ』のジェスチャーばかり……。


一度深呼吸をしたミナは閃いてしまった、


( ここでパンチの効いたパフォーマンスをしておけば誰もツウィに手を出さなくなるんじゃ…?!)




ミナはツウィのウエストに腕をまわし、一瞬7人にダークセクシーな視線を見せた。




ツウィの舌を吸い出し、絡み合う舌が見えるようにキスを始めた。

舌先で遊びあってみたり、表面同士をねっとりと絡めてみたり、舌を吸い上げるようにマッサージしたり…。


「 っはぁ…/// オンニぃ… どこまでするのぉ??/// 」


「 好きよ… ツウィ 」

耳を舐めながら囁くミナ。


「 あんっ /// 」


ガクンッと膝から崩れるツウィを間一髪抱き止める。





真っ赤な顔を手で隠しジョンヨンが


「もういいから あっち行け //// 」


と二人をツウィの部屋へ追いやった・・・。











後日


ナヨン 「 ツウィや〜〜 オンニともキスしてぇ♪」




サナ 「 ミぃ〜ナ♪ サナの事もあれくらい愛して〜 」





ミナ&ツウィ 「 はぁ・・・頭痛い・・・ 」

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