長編(混合)
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「お邪魔します。」
「おう、ゆっくりしてけよい。」
「はい。」
「.........ン?」
「え?」
「な、え?何でいるんだよい?」
「カクカクシカジカで。」
「あァなるほど、かくかくしかじ...ってわかるか!!!!!!」
鋭いツッコミを受けて傷心中の名無しさんです。
ちゃっかり自分の小舟をニューゲートさんの船に縄で結びつけ、
ちゃっかり甲板に降り立ち、あれ?という顔をしているクルーの皆さんを無視して、
ちゃっかりマルコと会ったのでちゃっかり挨拶したらちゃっかり突っ込まれたのでちゃっかり傷心中ってわけだ。そう、ちゃっかりなのだ。
あれ、ちゃっかりってなんだっけ?ゲシュタルト崩壊だわ。
「まぁ、とにかく話を聞かせろよい。なんか、理由があって戻ってきたんだろい?」
「まぁそうですね。とりあえずニューゲートさんにまたおじゃましますって言ってきます。」
「俺もついてく」
そう言ってついてくるマルコを尻目にスタスタとニューゲートさんの部屋のドデカイドアを目指す。
途中、すれ違ったイゾウやハルタやエース等の隊長達からは ン?という顔をされたが見て見ぬ振り。
見て見ぬ振り。
見て見ぬ...いや、なんか私を先頭に列が長くなってるんだけど...
「なんでついてくるの?」
「あぁ、戻ってきた理由が気になるからな。」
いちいちドヤ顔でいうイゾウ。
ちょっくらステューピファイ(麻痺せよ)したい勢いだ。
まあ、あれだ。そうこうしているうちにドアの前へたどり着いた。
「お邪魔〜します〜。」
「ン?...名無しさんか。グラララ、どうした?忘れモンかァ?」
「いや何かピンクのモフモフ羽織ったグラサンのニヤリ顔長身男に出会ってしまったから危機を察知して即座に戻ってきた。」
「ピンクの...あァ、ドフラミンゴかァ...!」
ニューゲートさんがそう言った途端シーンとなる。
数秒間を開けて
「「「「ドフラミンゴォオ!?」」」」
どこぞのギャグ漫画並のツッコミ力。