長編(混合)

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「私そろそろ帰りますね」

ある程度騒ぎ終わってから帰りの挨拶をする。
長居する必要も無いし、とりあえずはこの世界の知識も少しは手に入れた。
まずもって攻撃されたから反撃のためにニューゲートさんの船に降り立ったわけですしおすし。


「えぇ!?もう帰んのかよ!ゆっくりしてけよ〜!!」

燃ゆる人、否、エースさんが言葉をかけてくれるがそうもいかない。

「いやぁ私やることあるんで。ごめんなさい、楽しかったです。少しの間でしたけど、ありがとうございました!」



「おう、またァ遊びに来い。
お前は娘のように可愛いもんだァ。
おい、野郎共!見送ってやれェ!」


その険しい顔を優しい微笑みに変えて再開の約束を立ててくれたのはニューゲートさん。




優しい海賊団に会ったもんだ。



「それでは、また!」


箒に跨り自分の船へ乗る。
チラ、と巨船を見ると手を振ってくれている白ひげ海賊団のみんな。


私も数回手を振り返し、前を向いた。





さてさて、どこか街にでも寄ろうかな。


と、そうだ。こんな脆そうな船では沈みかねない。


「インパービアス」(水を避けよ)


水避け呪文をかけ、船に手を当て船ごと姿くらましをする。



姿あらわしをしたその先は...
 

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