長編(混合)
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そんなこんなで二日たった。
食料もそこそこ手に入った。
なんか、まあまあでかい魚が突然襲いかかってきたのだ。
その時はお腹が空いてたし、ヴォルデモートを思い出してイライラしてた時だったし。
申し訳ないけど切り裂き呪文を使い、いい感じに切り分けれたので燃やして食った。
それなりに美味かった。
食料も、水も何とかなった。
服だって綺麗にして過ごせた。
さて、今日も今日とてぽやーっとして過ごそう。
そう決め込んだ瞬間なんかでっけぇ船が近づいてきた。
いや、これが本当にでかいのだ。
鯨みたいな船。
豪華客船か??それなら丁度いい。乗せてってもらおう。そして、家に帰ってちゃんとシャワーを浴びて、ふかふかのベッドで爆睡決め込んでやる。
「おーい。おーい!」
まさか、声をかけたのを後悔することになろうとは。
突然船の横スレスレに銃弾が撃ち込まれた。
...あ?なんだこの船
とりあえず身の安全を守るために自分自身に守りの呪文をかける。
もう一発弾が、今度は私に向かってやってくる。
もちろん魔法で守られているため弾は弾き返される。
すると、向こうは動揺していた。
なんなんだ。
ヴォルデモートの手先?私を捕まえに?
私さえわかっていないこの場所まで?
どんだけ、しつこいんだよ!!!
段々とイライラが蘇る。
「やられっぱなしじゃねぇ?...、反撃開始。」
伊達に奇跡の魔法使いと呼ばれたわけじゃないしね。
懐にしまってあるスモール化させた箒を取り出し杖で叩く。元の大きさに戻った箒に飛び乗り、巨大船に向かう。
「!?なんだ!?アイツ、空飛んでやがる...!」
「あれは...箒...?」
「ゴタゴタうるせぇな」
「ペトリフィカストタルス!」(硬直せよ)
まずは噛みつき雑魚っぽい2人を硬直させ、
喚いてくる雑魚ども数百人くらいを
「インカーセラス」
縛る。
なんとなく甲板に道ができたので、そこを目掛けて箒から降りる。
目の前には何ともまあ強面の兄ちゃん達が。
「...お前、ウチの家族に何してくれてんだよい。」
「動くなよ、撃っちまうかもしれねぇ」
...別に撃ってもらっても守りの呪文健在なんで、いいんですけどね。
「...てか、なに?何してくれてんだ?って?
あの、さぁ、?
オメェらのが何してくれてんの?なぁ、私オメェらになんかした?してねぇよな?何突然撃ってくれちゃってんの?てか豪華客船じゃねえの?なんなのお前ら?誰?」
「...突然撃ったのはごめん。
僕はハルタ。12番隊隊長。
ここは、親父...白ひげが乗る海賊船さ。」
「...はぁ?」
ちょっと待って、海賊船?海賊船って何?
海賊なんて今の時代いるわけない。
てか、ここって、
「日本じゃないの?」
問いに答えたのは撃っちゃうぞ発言してきた和服を着た綺麗な顔立ちの人。
「...ァア?にほんなんて島あったか?」
「いやっ、ちょっと待ってよ、あんた日本服着てんじゃないのよ」
「?これは、ワノ国の和服だが?」
「え、」
ワノ国って何?日本を知らない?
海のど真ん中で、こんなでかい船で、海賊がいて、
「もう訳わかんないんですけど...」
参ってしまう。