白虎の愛方

□1話
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?「朝夕(アサフユ)に神の御前に禊して
皇御代(スメラガミヨ)に仕え奉らむ天神地祇等見添はせ(アマツカミクニツカミタチミソナ)
思ひ猛りて我が為す業を
遠津神(トホツカミ)固め修めし大八州(オオヤシマ)
天地共(アマツチトモニ)に永遠(トワ)に栄へむ」

目の前に居る女の子に悪霊が憑いたと聞き、陰陽師の音海善吉、椥辻亮悟が悪霊祓いにやってきた

善吉「亮悟」

亮悟「!」

善吉「いつでもいけるように」

亮悟「応!!」

と亮悟は剣を出した後、女の子がドグンとなってア゛ア゛ア゛ア゛ア゛と泣き叫んだのと同時に悪霊と思われる物体がウヒヒヒヒ!!と言いながら女の子から出てきた

親「!?」

亮悟「……
陰陽…呪装!
斬浄穢符!(ざんじょうえふ)
万魔調伏急急如律令!!!!」

悪霊?「あははははは!!」

亮悟が悪霊と思われる物体の腕を切った

ボテッ

親「ひっ!!」

悪霊?「ビャ…ヒャヒャヒャ「ズン」…ひゃっ」

亮悟「祓え給え 清め給え」

亮悟が唱えた途端悪霊の所に星マークが出てきて…悪霊を祓った

善吉「もう安心ですぞ」

親「結実っ!!」

善吉「亮悟、後始末よろしくの♡」

亮悟「お…俺が!!?」

善吉は女の子、結実ちゃんの後始末をやっている間、親が善吉に…

親「娘の中にあんな化け物が憑いていた(いた)なんて
悪霊なんて見たの初めてですよ」

善吉「"悪霊"…とはまた少し違いますかな」

親「?」

親は頭に?を浮かべた

善吉「元来この地上に存在する悪霊とは違い今祓った化け物は…
"禍野"──と呼ばれる異世界の住人
それが時折こちらに抜け出してくるのです
私共はこの化け物を
"ケガレ"──と呼んでおります
これらケガレと戦うのが我ら陰陽師の使命なのでございまする」

そう…今亮悟が祓ったのがケガレと呼ばれる化け物…
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