学パロ

□6月
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「バスケとバレーとドッジボール、やりたい所に名前書いて!」
とうとうクラスマッチの時期だ。男女別だが競技は同じらしい。
「どれにする?」
ナミとビビの近くに行って話し合う。
「んー、バレーかドッジだなぁ」
「バレーは痛いからドッジがいいな」
「わかる!痛いよねー!」
ナミもドッジでいい、と言っていたし私はドッジがいいと思っていたから決定した。
人数が上手く分かれて何事もなく無事出る競技が決定した。
「キッドもローもバスケにしたんだね!」
黒板に書いてある字を見て声をかけると
「おー!やるからには優勝!今日からコイツを鍛えてやる!」
と意気込むキッドと眉を顰めるロー。
「あはは、頑張ろーね!」
「おー...」
やる気のなさそうなローの声に少し笑えた。
女子は女子、男子は男子で練習する。放課後も集まって練習した。
キッドとローは家に帰るとすぐ、近くのストリートバスケのコートまで練習しに行っていた。張り切るキッドとそんなキッドに引き摺られる形で家から出ていくローを見送る。それから1時間くらいで満足そうなキッドと疲れ果ててるローが帰ってくる。そんな日々がクラスマッチの日まで続いた。嫌がるそぶりを見せるローもなんだかんだ楽しそうだった。
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