学パロ

□5月
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5月半ばには初のテストがある。ローは理事長の子供ということがバレてから一位をとることに躍起になっている。
「ロー、無理しすぎじゃない?」
昼休みに図書室へ向かうローを見送りながら心底心配そうなナミ。
「そうだよね...。ローさんは家でちゃんと休んでる?」
「全然聞き入れてくれないの...。最初のテストだから無理しても上の方にいたいのはわかるしドフラミンゴも嬉しいんだろうけど無理して倒れたら元も子もないしさ...。」
ロー以外の男組はテスト前なのに外で元気にサッカーしてる。キッドはバスケ一筋に見えるけど意外とオールマイティーだ。スポーツは。勉強については私以下、ルフィと争う下の下だ。ゾロとウソップも頭がよくは無いけど中の下くらいにいる。サンジはナミと同じくらいの上の下。わたしは下の上。
今までの小テストの結果で考えてるけど割とあってると思う。点数が低いからってドフラミンゴは怒らない。だからって私とキッドは頑張るべきなんだろうけど。
ローについては1回ドフラミンゴに相談してみようかな、でも忙しいだろうしな...。スタミナがつくように今日は牛丼にしよう。まずは出来ることからサポートしていきたい。
「ローは勉強しすぎだけどアイツらはほんと呑気よねぇ」
「ふふ、確かに!そこがルフィさんたちのいい所なんだけどね。」
ベランダに出てサッカーを観る。このクラスの応援もすごいけど両サイドのクラスもすごい。それどころかほとんどの教室で女子が応援してるっぽい。相変わらず人気だ。
「ルフィ!!!負けてんじゃねーよ!!!」
応援じゃなくて罵倒だ。暴言だ。
声が届いたのかルフィがパッと明るい顔をする。
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