謎の小説・短編

□鮫の日常
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ー朝5時ー


スク「……朝か…ねみぃ…」

スクアーロお父さんの朝は早い。

それもこれも
小学六年生のフランと
中学二年生のベルのお弁当を作り、
そして、
寝起きの悪い二人を起こさないといけないからだ。

スク「(何作ろうかなぁ…)」



朝6時。

ご飯も作り終わり、
あとは二人を起こすだけ__

簡単そうで簡単じゃないのです。

スク「朝だぞぉ。起きろぉ。」
フラン「………」
ベル「あと五分……」

そう。
二人はまったく起きてくれないのです。

スク「朝だぞぉ。寝坊するぞぉ?」
フラン「アホのロンゲお父さん…うるさいですー…」
ベル「ウシシッ…♪サボテンk……Zzz…」
スク「………」

フランには
”アホのロンゲお父さん”
という、謎のあだ名をつけられ
ベルは相変わらず起きない……

本当に困ったものです。

でも、
スクお父さんには必殺技があるみたいです。



スク「う”おぉぉぉおい”!!起きろぉ!!」
ベル「うわっ!うるせっ!!」
フラン「うるさいですー…!!」


そう。叫ぶことです。
(これだから高血圧男って呼ばれるのに…)


ー朝7時30分ー


スク「弁当持ったかぁ?」
ベル「あったりめーだ!王子が忘れるわけないじゃん」
フラン「なら、そこにある弁当箱は誰のですかねー?」
ベル「う、うっせ!!わざとだし!!」
スク「うおぉぉい……遅刻するぞぉ…?」
ベル「うわっ!またカエルのせいで遅刻する!」
フラン「ゲロッ……遅刻するのはミーのせいじゃないですー…!あと、カエルじゃないですー…」
スク「おいカス共……ちこk「行ってきまーす」…」

子供達を見送り、
スクお父さんも仕事に行くのであった。

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ザンザス「書類出せ」
スクアーロ「忘れましたぁ…(やべぇ…家だ…)」



その後、
スクお父さんは
ザンザス社長に[コオォォ…]され、
病院送りになるのであった。

めでたしめでたし…

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