ブラッディ・クロス
□ひたすら続様を敬いたい
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※会話文のみ。名前と続様の他に花村さんと月宮さんと日向さんがいます。
推定年齢桃瀬さんくらい。
「続様!続様!」
「おーう、なんだどうした名前」
「新生エディンバラ城とっても素敵ですね!」
「そうだろそうだろ。もっと敬っていいぞ」
「はい!続様に恩を返す機会を与えていただけて幸せです!恐悦至極です!」
「ふははは。いやー、物分りの悪い奴らにも爪の垢を煎じて飲ませてやりたいぜこの態度」
「何あれ。洗脳?」
「末期だな」
「どうせ純血天使様の力が目的なんでしょ」
「•••それが、そうでもないようでして」
「というと?」
「名前さんは混血の呪いを既に解いたそうなんですよ」
「は?」
「神の遺産を狙ってはいたみたいですが、ついこの間まで聖戦のことも知らなかったくらいで」
「へえ。それはまた、なんというか…」
「たまたまアルカナのいざこざに巻き込まれていたところを続が助けたようで、それからあんな調子です」
「呪いを解いたんなら戦線離脱すればいいのに」
「それ、あなたが言う台詞じゃないわね」
「遺産取れるってことは、それなりなんだろ?王様の従者になんの?」
「さあ、どうなんでしょう」
「メリットあるのかしら」
「続の方はモチベーションが上がるそうですよ」
「うわ単純」
「うるせぇぞ外野」
「続様って見目麗しいだけでなく権力もあり、尚且つそれにふさわしい威厳もお持ちなのですね…天は続様に二物を与えた…」
「わかってんなあ!いや、この俺様がすげーことなんて当たり前なんだけどな?なんたって純血天使の神候補、神になることを定められた男だからな!」
「え?続様って神様なんですか?すごい!神様拝見しちゃった!」
「もっと敬え!そしてひれ伏せ!」
なんだこれ…
ひたすら続様を敬いたい。