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□甘い痛み
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性描写が含まれます




〈彰side〉

琢也くんの初めてをもらったあの日から半年がたった
俺と琢也くんは2週間に1度くらいのベースでヤっているが…

琢也くんからしようとか言ってきたことが1度もない!!
いつも俺はそんな雰囲気を出して、しぶしぶ琢也くんがついてくる感じで……
たまには琢也くんから誘われてみたいなーなんて……

「あーきら!今日すごいぼーっとしとるで?何かあった?」

隣にいる琢也くんが俺の顔をのぞき込みながら言う

実は初めてヤったあの日から1ヶ月後ぐらいに同居し始めたのだ
提案したのは琢也くんで…

(あ、あきら、あの…同居せーへん?ずっと一緒にいたいから…///)

って…可愛いすぎひん?!
俺は即OKしたけどな!

「あーきーらー!」

「あ!ごめんなさい、ちょっと考え事してて」

「何やねん珍しい〜」

琢也くんのことですよ。なんて言えない

「今日の夜ご飯どないする?」

「んじゃ俺作りますよ?冷蔵庫からっぽだった気がするのでちょっと買い出し行ってきます!」

「おう!気をつけてな!」

俺は夜ご飯のための買い出しにでかけた
スーパーについて…

ん〜何作ろう。スパゲティと野菜スープにしよかな!
俺は野菜をカゴに入れる。スーパーをぐるって一周していたら…目に入ったのが…

「これ使ったら、琢也くん怒るやろか……」

媚薬だった。これ使えば琢也くんいつもより素直に誘ってくるやろか…でもそんなことしたら嫌われるかな…?

自問自答をしばらくして俺は買うことを決意した。

「ただいまでーす」

「おかえり!俺もうお腹ぺこぺこやねん彰はやく〜!」

「今作るので先にお風呂入っててください!」

俺は手際よく夜ご飯を作り、テーブルに並べたところで琢也くんがお風呂からあがってきた

「今日はずいぶんオシャレやな!」

「そーですか??はよ食べましょ!」

「おお!じゃあいただきます!」

「どーですか?」

「むっちゃ美味いわ〜。。」

「それはよかったです(笑)」

雑談しながらご飯を食べすすめ、
俺はちょっとずつあの話を持ち込んでみる…

「琢也くん、」

「なんやー?」

「たとえ俺がどんな事しても、俺のこと嫌いになりませんか?」

「なんや急に!(笑)まぁずっと好きでいる自信はあるで??」

「俺がどんな人間でもですか?」

「もう彰の性格なんて全部知ってるで!(笑)だからずっと好きでいるで??」

「分かりました」

「なんでそんなこと聞くん?」

「さぁ、なんでだと思います?」

「わからん!教えてや〜」

俺は琢也くんの質問には答えず、ニコッとして食器を運んだ

「琢也くんコーヒー飲みます?」

「ん!ちょーだい!」

俺は琢也くんにコーヒーを作る。媚薬入の。
琢也くん何があっても好きでいるって言ったし、誘う琢也くん見たいし……

「はいコーヒー」

「ん、ありがと」

「じゃあ俺風呂いってきますね」

風呂あがった頃には少しずつ効いてるかな〜…
俺はウキウキしながら風呂へ向かった
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