ブック

□思い続ければ
1ページ/3ページ


性描写が含まれます



〈真太郎side〉

僕はずっと前から琢也くんが好きだ
そう、僕は好きになってはいけない人を好きになってしまった


「おっす真太郎!」

「おぉ琢也くん、おはよーございます」


いつも通りスタジオで練習
今日は僕が1番のりだった


「真太郎今日スタジオ入り早いんちゃう?」

「たまにはいいかなー思いまして」


たわいない話でも僕は心が痛いんですよ琢也くん…

琢也くんを好きになったきっかけは分からない、気づいたら好きになっていた
声も仕草も、日常の天然なところもライブでの熱いところも

全部全部…

ガチャ

「おはようございまーす」

彰、のぶちん、誠果さん、克哉がみんな揃って入ってきた


琢「おっす!みんな揃ってとか珍しいやん!」

克「エレベーターでたまたま会ったんや!」


こうして今日の練習が始まった


琢「ギターのここもう1つキー低くせーへん?」

彰「分かりました」

琢「それと真太郎!」


琢也くんが僕の名前を呼びながら近づいてくる


琢「今日のドラム調子ええな〜!抑揚あって最高やで!!」

「……」

琢「真太郎?」

「あっ、それはどーも(笑)」


笑を浮かべながら近づいてくる琢也くんが可愛いすぎて会話頭に入ってこーへんかった

いつまでこの苦しみに耐えなあかんやろか…


琢「そうだ真太郎!明日オフやし、久々に真太郎遊びに行ってもええ?」

「いいですよ!」


おぉおぉ、俺の気持ちも知らんと酷なことばっか言うな琢也くんは
まぁ知られたらおしまいやけどな!



〈琢也side〉

今日は久々の真太郎ん家や〜!
音楽聞きながら走って真太郎の家まで行く
俺の移動手段は足やからな


真太郎の家に着きインターホンを鳴らす

ガチャ

「おぉ、いらっしゃ〜いって…汗だくやないですか琢也くん(笑)」

「走ってきたんやから当たり前やろ!」

「じゃあはよ上がってください(笑)」


久々に入る真太郎の部屋!
相変わらず生活感ないわ〜綺麗すぎやで


「琢也くんはいタオル」

「おぉサンキュー、気がきくな」

「今日何しますー?映画でも見ますか?」

「いいな!何見る何見る??」

「結構何でもあるんで、選んでいいですよ?」


俺はあんまり見ないラブストーリーを選んだ
たまにはええかなー思って!
曲作りにも役立ったらええしな!

真太郎は微笑してたけど。



〈真太郎side〉

まさか琢也くんがラブストーリー選ぶとは思わなかった
こりゃ2時間苦痛に耐えんとあかんわ


(私、あなたのこと忘れられないの!私にじゃあなたを幸せにできないの?)


おぉ〜きついワードばっか出てくるわ〜

トンッ…

えっ?肩に違和感が…

ふと隣を見ると琢也くんが僕に寄りかかってスヤスヤ眠っていた

走ってどんだけ疲れたんやろ(笑)
一応俺おるのにな〜その寝顔は反則やわ

「んん〜」

なんか寝言言ってるし、付き合ってたらここでキスとかすんのやろか……
もう理性ギリギリやねんけど、琢也くん。

寝てるし、バレないか…
僕は決死の覚悟で琢也くんの額にキスをした


「んん〜しん…た……ろ…」


……

今……僕の名前よんだ……?

これ以上…もうこれ以上琢也くんの好きにさせんといてや…


このまま隣にいたら僕は琢也くんのこと犯しかねないから、ご飯でも作る事にした



〈琢也side〉

トン…トン…トン

「んん〜…」

なんか聞こえるわ〜、
ん?!?!俺…今どこで寝てるん?!

映画の途中で寝てもーたんや!!

音の聞こえる方へ足を進めると、真太郎がご飯を作っていた


「真太郎すまん!俺寝てもうてたわ!」

「おっ!おはようです!走ってきて疲れたんでしょう(笑)」

「ごめんな〜せっかく遊びに来とったのに…そんで、何作ってるん?」

「オムライスですよ!ありきたりですけど」

「俺の大好物やん!さすが真太郎やな〜」


真太郎は俺のこと何でも知ってる
好きな食べ物とか、趣味とか

まぁ俺がペラペラしゃべってるうちに覚えたんやろ…
だって真太郎と話してると安心するんやもん


「できましたよ〜!」

テーブルにオムライスを置き、ソファーの向かいに座る真太郎


「おおお!もうプロ並みやな!!いただきます!」

「お味はどーですか??」

「めっちゃ美味いわ〜」

ほっぺおちるかと思うくらいうんっまいわ!
思わず笑がこぼれる


〈真太郎side〉

琢也くんほんま可愛ええわ
満面の笑みで僕の作ったオムライスを食べる

実は前々から琢也くんがオムライス好きなの知ってて密かに作り方を練習していた僕
ほんま恥ずかしいけど、琢也くんが美味しい言ってくれて良かったわ


「真太郎ほんま結婚したらいいお父さんなるな〜!」

「…そ、そんなことないですよ(笑)」


笑顔作るのに必死な僕


「絶対なるって!まわりにいい人おらへんのか〜?」


あなたですよ

なんて、言えるわけないか


「ん〜」

「ほんなら今好きな人おらへんのか?」

「琢也くん」


好きという言葉から思わず琢也くんって言ってしまった……!!
これは、どう話を変えよう


「なに、真太郎俺のこと好きなん?照れるやんけ〜(笑)」


冗談混じりに言う琢也くん……
悔しさのあまり、思わず


「そーですよ、琢也くんが好きです」


真顔で言ってしまった


「何やねん(笑)真顔で言うと冗談に聞こえんくなるからやめてや〜!」


もう、どうとでもなれ


「冗談だと思いますか?俺本気ですよ、琢也くん見てると僕どうしようもなくなるんです」


固まる琢也くん
でも僕は話すのをやめない


「結構前からですよ?琢也くんと普通に接するのに必死で…あ、抜くときも琢也くんオカズにしてるんですよ」


これはさすがに引かれるかな…


「…ごめっ…あの、理頭が追いつかへんのやけど…本気なん?」

「本気です」

「えっと…俺真太郎のことそういう風に見たこと…ない…から」


顔を赤くして下を向く琢也くん
困ってるんやろな…
こんなときでも琢也くんをめちゃくちゃに犯したいなんて


「琢也くんごめんなさい」


僕は琢也くんの手を引き寝室へ向かった
動揺している琢也くんをベットに押し倒した


「あのっ…真太郎…?」

「怖かったら本気で抵抗してくださいよ、俺ほんとに手加減出来ませんよ?」


なんで抵抗してくれないんだよ
俺ほんとに傷つけちゃうだろ


俺は琢也くんの首筋に顔をうずめる


「んっ…やっ……」


嫌がるなら…頼むからもっと抵抗してくれ…!


俺は琢也くんの服を淡々と脱がせ、愛撫をする


「んんっ……んっ…」

「琢也くん…傷つけたらごめん」


俺は琢也くんのパンツを脱がせ、まだ濡れてもいない琢也くんの穴に指を突き刺す
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ