第1章・博麗の巫女と大国巫女

□梅郷異変・後編
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〜前回までのあらすじ〜
大和時代の神道対仏教の争いに巻き込まれている神道の長・大国巫女の宇女。彼女は幻想郷に渡り、博麗霊夢・霧雨魔理沙と共に、信仰争いを防ぐ為に、『裏切り者』を探す事に。
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魔理沙と小都は、情報通の射命丸文(しゃめいまるあや)の元へ向かった。

「おーい!文いるかー?」

「これはこれは魔理沙さんでは無いですか!それに後ろにいるのはさっきお会いした侵入者さんの手下ですね!」

文は瞬時にカメラを取り出して、小都の写真を撮影する。魔理沙は、小都と宇女の正体を伝える。

「この娘とその主人は侵入者じゃなくて、異世界の巫女だぜ。それも主人の方は霊夢並の巫女なんだぜ!」

文はますます興味を抱く。

「ところでさ、幻想郷に『物部』って名前の奴いるか?それか、物部に関係のありそうな奴」

「物部...ですか。確かいたはずですよ!これは何だかスクープの予感っ!」

目を輝かせる文を冷たい目で見てから、魔理沙は小都を連れて出ていった。

「魔理沙さん...分かったんですか?裏切り者の居場所」

「裏切り者かどうかは分からないけど、とりあえずそいつに当たってみようぜ!」

魔理沙は自分の後ろで一緒の箒にまたがっている小都に親指を立てて言った。
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