第1章・博麗の巫女と大国巫女
□博麗神社のお泊まり会
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「お待たせ〜!2人ともいらっしゃい」
「ご馳走だぜ〜!」
やがて魔理沙と宇女は大きめの皿に持った料理を持ってきた。
「多すぎないかしら」
大皿に盛られた料理を見て、霊夢は宇女に不満を言う。
「魔理沙がこれくらいを作ってくれって言ったから、その通り作っただけよ。それに私は酒は控えさせてもらうから、少しでも食べ物がある方が良いの」
「確かに、この前の宴会で大変だったものね」
咲夜は微笑を浮かべながら頷く。
もとより、宇女はそれほど大食いとまではいかないが、それなりに食べる方である。ましてや、酒は前回の宴会でこれきりも飲めないと判明したので、酒で腹を膨らす事も出来ないのである。
「にしても、美味しそうな料理ですね。今度作り方を教えて下さい!」
「えぇ。良いわよ」
妖夢は、大食いの主の献立にすべく、宇女に料理を教わる事にした。
「じゃあ、食事も出たところだし、お泊まり会始めましょうか」
霊夢の言葉が合図となり、博麗神社でのお泊まり会は始まった。