ボカロCP色々

□優しくしないで
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私は初音ミク何処にでもいる普通の高校生。そして普通に恋もして…でも私の好きな人は私のことなど見ていない。きっと私なんて…妹にしか見てないんだろうなぁ……。







「ミク〜一緒に買い物行かない〜?」
「あ、うん、メイコ姉さん!」




この人は……私の姉!優しくて美人でなんでも出来る自慢のお姉ちゃん!そして…




「あ、ミク姉さんとメイコ姉さん買い物行くの?なら醤油買ってきて」





この子はリンちゃん。家の都合とかでここにいる。料理が美味い。私は料理が上手くないから羨ましい…そして…





「いってらしゃい」




この子はレン君。クールで何考えているか分かんないけど優しいてことは分かる。勉強が出来て自慢の弟










「分かったわ。醤油ね。それ以外で何かある?」
「うーん、特に無いかな〜」
「分かったわ。ミク行こっか」





私はメイコ姉さんと一緒にあるいた。そう、あの人に会うまでは…





「あ…!カイト〜」
「あ、めーちゃんじゃん。どうしたの?」
「いや、別に。あんたが見えたからこえかけだけ」
「えー。なにそれ」
「……メイコ姉さんとカイト先輩て知り合いなの…?」
「え、うん」
「そうなんだ…!」







……この人はカイト先輩。そして私の好きな人。でもメイコ姉さんとカイト先輩が知り合いだったなんて…







「ミクは?何でカイトと知り合いなの?」
「…生徒会でおんなじなの!」
「へえ…」
「メイコ姉さんは?」
「…皆には言ってないけど私とカイトは…付き合ってるのよ」
「………え?」
「は、恥ずかしい」







ショックを受けている私にカイト先輩とメイコ姉さんは赤面になっている。




「そ、そうなんだ…」





そうだよ…!笑顔を作らなきゃ…!





「もう、なんで言ってくれなかったの〜?」
「だって恥ずかしいし…」




そう言ってメイコ姉さんはまだ恥ずかしいようで顔をうつむかせている。






「…と、取りあえず買い物に行きましょうか…」





そう言ってメイコ姉さんはさっさと行ってしまった





「ただいまー。はいこれ醤油」
「ありがとう、ミク姉!」
「ごめん、メイコ姉さんちょっと頭が痛いから部屋に戻るね」
「ええ、わかったわ」







私は部屋に戻ると一人静かに泣いた。私はどうしたらいいの…?明日から何事もないように出来るの…?分かんない。どうしよう。





「明日休もうかなぁ…」




私はそうぽつりとそう言った。
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