sub小説
□砂漠の紅い蕾
2ページ/7ページ
「しかし、木の葉と違って緑が極端に少ないのぅ。」
それが、砂隠れに忍び込んだ時の第一声なのだから此処に部下が居れば突っ込まれそうだ。
「独特の地形に砂漠という自然の要塞。
というか、何度見ても砂漠っていうのは無限に続くように錯覚してしまうのぅ」
昔、ナルトや久遠と旅した時初めて見たが、あの時も随分驚いたものじゃ
「・・・あれが、今回のターゲットか」
眼下の里の公園で、一人ぼっちでベンチに座っている少年
この、色の少ない里で一人、赤を放ってる孤独な少年