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□Honey Kiss
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ねねの室に入ると、たくさんの着物が並べられていた。
「里で任務の説明しなかったからね。マナ、忍装束しか持ってきてないだろ?女中の仕事もあるし、その恰好じゃ城の中も歩き辛いと思ってさ。」
「はい、おねね様。お気遣いありがとうございます。」
「いっぱいあるから色々着てみなよ!これなんかどうだい?あぁーーこれもマナに似合いそう!」
そう言ってねねが選んでくれる着物は、どれも振袖だったりと動き辛そうで……
「おねね様、それでは仕事がし辛そ……」
「いいの、いいの!とりあえず袖通してみて、ほら!」
ねねに渡された着物をは羽織ってみた。
仕事にはとても向かないが、刺繍がとても美しい。
鏡に映った自分を見て、少し心が躍る。