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□Honey Kiss
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「……おねね様、押さないで下さい。」

「もぉーー、三成がもたもたしてるからでしょー!待たせてるんだから早くしなさい!!」



数刻後、少し賑やかにねねが三成を連れてきた。



「ようやっと来たか。三成、座れ座れ。」

「秀吉様、先日も申したはずです。俺に忍は要りませんと。」



ぼそりと不満を一つこぼして、三成は私の隣に座った。



「そう言うな三成。わしもねねも心配しとるんさ。」

「ただの流言でしょう……」

「火の無い所に何とやらだよ!それにもう来てもらってるんだから。」



ねっ、とねねは私に視線を送る。

やいやいと話は一方通行のまま……

ついに私は口を挟んでしまった。




 
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