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□Honey Kiss
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「あの、秀吉様、おねね様……私の任は何でしょうか?」



三人のやり取りが止まり、秀吉が口を開いた。




「近々、三成に奇襲があるやもと耳にしてな。マナには三成の護衛を頼みたいんさ。」

「俺には左近も就いております故、心配無……」

「三成、女中も就けていないんだし、身の回りの事もマナにしてもらったらいいよ。うん!そうしようよ!」



三成の抗議空しく、話はどんどん進んでいった。

盛り上がる二人を目の前に

敵わない……と溜息をついた。



「あっ……あの、石田三成様。陽月マナと申します。本日より宜しくお願い致します。」

「……ふん。せいぜい邪魔にだけはなるな。」



「失礼する。」と言い残し、三成は席を立った。

どうやら了承を得られた様だ。



「もう、不愛想な子なんだから。それでマナ、三成の護衛お願い出来るかい?」

「はい。お二人から任されたこの任、
必ずやお役に立ちます!」



大役を任され、自然と気合いが入ったのだった。





 
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