long
□Honey Kiss
1ページ/4ページ
私は忍だから任務は選べない。
与えられた任務をしっかりと熟すだけだ……
そう教育され従ってきたけれど、次の任務を初めて受けたくないと思っていた。
「専門の忍が他の任務中でな。先の戦でお主の活躍も届いておる。初めてとなろうが、これも経験よ。マナには出来ると思っておる、やってくれるな?」
忍頭にそう告げられ、私には承知する他なく……
ここ数日、悶々とし鍛錬にも集中出来ずにいた。
次の任務の日も迫ってきたある夜。
私は忍頭に再び呼び出されたのだった。