蒼玉

□月光〜ウォンキュ〜
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カーテンの隙間から
月が見える。
手を伸ばしてみる。

ベットに横になりながら伸ばしても
届くはずも無いが、
目を瞑り、触れられたら
手に入れられないものが
手に入ったらって
そんな願いを思いながら
手を伸ばした。

そっと何かが俺の手を掴んだ。
目を開けたら、
月明かりを背中に浴びて
両手で俺の手を包み
首をかしげてるキュヒョナが居た。

「シウォナ?どうしたの?
しんどい夢でも見たの?」

天使?女神か?
目を見開いて、キュヒョナを見た。

「シウォナ?泣かないで、
僕が側に居るから」

無意識に、涙が出てたみたいだ。
キュヒョナの顔が近付いてきた。
目を閉じたら、
瞼にキスをされた。

月光を背に、微笑むキュヒョナを
本当に美しいと
又、涙が零れた。

神様、
俺に、キュヒョナと
出会わせてくれた事を
心から感謝します。
              あとがき
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