惑星2

□ホワイトデー
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カイド

「ちょっと待ってよ!」

「ぎょんす…俺としたくないの?」

「ち、違うけど
明日早いし 撮影で疲れてるんだ」

「………ゴメン」

その顔に僕は弱いよ
いつもは
強い雄の顔が
断ったら泣きそうな
弱々しい顔になる

その顔に僕はドキドキしちゃうんだ

同じベッドに入って
背中を向けられたジョンインの
背中に抱き付いた

「寂しい顔しないでよ」

「してないし」

強がってるのも
たまらない〜っ

「ジョンイナ」

ぎょんすが覆い被さった

「僕とそんなにしたい?」

真っ赤な顔をして黙って見てる
そんな可愛い顔されたら
断れないじゃん

「1回だけだよ
中には出さないでよ」

ほらっ
明らかに嬉しそうな顔
けど
まだまだ子供だよね

「……いい
無理してしなくても
疲れてるんだろっ」

んーーーっ可愛すぎ

そっぽ向いてるジョンインの
頬にキスをして
ぎょんすは
ジョンインの髪の毛を
グシャグシャって撫でくりまわした

「本当にね
可愛いっ
たまらないよ〜」

「もぉー可愛くないし
知らないっ」

拗ねないでよ〜って
覆い被さり
額や鼻頭にキスをした

「もぉー
俺を子供扱いするなよ!」

その怒り方が子供だよね

「ふぅー
僕が悪かったよ
ちょっと意地悪した」

「ぎょんすは
俺が可愛い方が良いの?」

「たまにはね
いつも
格好いいからね」

ぎょんすは意地悪そうに笑い
軽いキスをする
真っ赤になりながら
まだ拗ねてるジョンインを
仰向けにさせ
覆い被さった

「ジョンイナが
したくないなら
僕はしたくなっちゃったし
好きにさせてね」

そう言いながら
首筋にキスをする

「したくないって言ってないだろ
今日のぎょんすは
意地悪だ」

抱き付いてきた

「ジョンイナ…大好きだよ」

あと数時間でホワイトデー
隠すのが下手くそなジョンイナ
僕へのお返しが見えてるよ
そんなドジなジョンイナも
僕は大好きなんだ
                あとがき
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