惑星2

□看病〜チャンベク〜
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宿舎に皆が集まっている
ベッキョンは
唇を尖らせて
ソファーの端に
三角座りしていた

「ベッキョナァー
しょうがないだろ?」

「嫌っ」

プイッと顔を背ける

「ジョンデ、ほっといたら良いよ」

「でもぉ…」

ブーッとぶうたれてる
ベッキョンを
呆れた顔をして
ぎょんすが見ている

「帰ったよー」

セフンの声が聞こえた

「ベッキョンは
動いたらダメ!」

ソファーに押さえつけられて
足をバタバタしている

セフンとジョンインの間に
肩を借りながら
チャニョルが立っていた

後ろから
ジュンミョンとマネージャーが
遅れて入ってきた

「チャニョラ〜」

ベッキョンが
ジョンデとぎょんすに
押さえ付けられてたのを
振りほどいて
チャニョルの側に寄った

「大丈夫?
俺が付いてるからな」

「ベッキョナぁ〜
有り難う」

いちゃつく二人に
マンネ達が
溜め息を付く

「ジョンイナ
早く部屋に連れてって」

あぁ…慌てて
セフンと二人で
チャニョルを運んだ

「ベッキョナ!
暫くは
近付いたら駄目だからって
何回言えばわかるの!」

ブーッと膨れっ面になった

「まだ納得してないの?
ヒョンは」

セフンとジョンインが
リビングに入ってきた

「お帰り
お疲れ様」

「何で………だよ」

ベッキョンが
小さい声で呟き始めた

「何、文句言ってんの?」

ジョンデが声をかけた

「何で俺がチャニョラの近くに
行ったら駄目なんだよ!!
チャニョラは
腰を痛めて大変なんだよ
俺だって看病できるよ
何で俺だけ
近付いたら駄目って言うんだよ」

「ベッキョナが近付いたら
安静にしないから」

シーン…
ぎょんすの一言で部屋が固まった

「あっ、安静にするよ」

「しないね」

ジョンデが一言

「酷くなるね」

「我慢できる二人じゃないから」

弟達にも言われた

「わかった?
チャニョラの事を思ってるなら
一週間だけでも
大人しくしててよ
大人しくしなかったら
無理にでも
他国の仕事入れて貰うよ」

マネージャーの方を見た

「ひ、酷い
俺達の間を引き裂こうなんて!」

ジョンデが溜め息つきながら

「チャニョラの腰痛が
マシになったら
一緒の部屋に戻れるから
少し我慢したら」

そうだ!
チャニョルの腰痛が酷くなったんだ
でも、アイツが、
転んで尻餅ついて
腰を痛めたんだ
俺が我慢する理由って…むーっ

「暫くはリビングで
生活したら良いんだよな」

「はぁー
やっと、わかってくれた
少しの間だけだから」

皆の顔を見て
ベッキョンがとんでもない事を発した

「俺達も我慢するんだから
お前達も我慢しろよ!」

一瞬の間が有り
叫んだのは弟達だった

「何で俺達が?!」

「何言ってんだよ!」

「一寸でも
如何わしい声が
聞こえたら
わかってるよな」

何て奴だ
一番如何わしいのは
お前達じゃないか
そう思いながら
その場に居るメンバーは
呆れるしかなかった
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