導火線

□日常〜オール〜
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鏡の前で口を大きく開けてる
テヒョンを見ているジミンが
笑いながら

「テヒョナ
何してんの?
変顔の練習?」

背中をバシバシ叩きながら
スマホを向けている

「止めろって〜」

テヒョンは
ジミンが絡み付いてるのを
振りほどき
ジミンに向かって舌を出した

「なっ何すんだよー」

いきなり目の前に
舌を出されてビックリしたジミン

「ひたひのー(いたいの)
ほれが(これが)
ひたひのー(いたいの)」

ホソクが近付いてきて
ジミンと覗き混んだ
舌の横が
白くなっている
口内炎だ

「あーぁ
これは痛そう」

かなり大きく
しかも
一個だけじゃなかった

「ビタミンちゃんと取ってる?」

「ほってる(とってる)」

「変なもの口の中に入れたとか
不衛生にしたとか?」

変なモノ?
はて?考えて
テヒョンは
リビングで座って
こちらを見ているジョングクと
目があった

「ヒョンっ
俺のを咥えたり
飲んだりしても
口内炎にはならないよ」

何を口走るんだこのマンネは!
その場に居た者は固まった

ジョングクは
立ち上がり近付き
テヒョンの口内炎を
一舐めして

「痛そうだね
後で薬塗る?」

悪びれる事なく
皆の前で何をする

「ジョングクー
何すんだよー
皆の前で〜!!!」

ジョングクにテヒョンは
何発も蹴りを入れる

「イテっ痛いよ
ヒョン 何々?」

ジンが
パンを頬張りながら

「お前ら
イチャつくなら部屋でしろよ
俺も我慢してるんたから」

ジミンに目で合図する

「なぁ
ナムジュン……
俺達がおかしいのか?」

ホソクは
二組のバカップルを見て
ナムジュンに確認した

「わからない」

呆然としてる二人に

「楽しそうで何よりだ」

マグカップに珈琲をよそって
飲みながら歩いてるユンギが
ボソッと呟いた

まぁ
そうだよな
楽しければ良いか……

ただ、俺達も普通の男子だ
あまりあの時の声が
大きかったら
おかしくなりそうな時もあるけどな

ナムジュンとホソクは
ボソボソと話して
ユンギは自室に戻った
                あとがき
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