Delusion

□青龍3〜セジュン〜
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「わかりましたか!
絶対ダメですからね!!」

唇を尖らせ
ぶうたれてるジュンミョンに
言い聞かせている
マンネのセフン

「ちょっと位……」

「まだ、言いますか?」

「…もう良いよ」

セフンは座り
クッションに寄っ掛かってる
ジュンミョンのお腹を擦った

「苛めてるつもりはないんです
もう少し、我慢して欲しいんです
この子の為にもね」

「わかってる
早く帰って来てくれる」

「早く帰りますよ」

「約束だよ」

セフンに顔を近付けキスをした

「栄養のあるものを
買ってきますからね」

セフンは、出掛けた

セフンは、たまに人間界で
モデルの仕事を
チャニョルとジョンインと一緒にしている
なかなか人気があるみたい
3人とも格好いいからね
僕もそこそこだと思うんだけど……

大の字に横になって
ジュンミョンは足をバタつかせていた

「暇だよー」

僕とセフンの子供がお腹に居るから
安定期までは
安静にしなきゃいけないって
わかってるけど
セフンが居ないから
寂しい

「ヒョーン!居る?」

玄関から声が聞こえた

「居るよー」

返事をしたら
足音が聞こえた

「ヒョン、体調大丈夫?
チャニョラが
お昼、ヒョンと一緒に食べるようにって
お弁当作ってくれたから、持ってきた」

「助かるなぁー
セフナも作ってくれてるから
合わせて食べようか〜」

食事まで
ベッキョンと
他愛の無い話をしていた

暫くすると
ドアを叩く音が聞こえた

「ヒョン 居ますかぁー
ソクジンですよ〜」

獺のソクジンの声が聞こえた
ベッキョンが立ち上がり
玄関に向かった
暫くすると
ソクジンともう一人
心配そうに覗き込んでる子が居た

「ヒョン、体調どうですか?」

「大丈夫だよー」

「良かった〜
これ、良かったら食べて下さい」

果物を籠にいっぱい
持ってきてくれた

「ありがとう ジミナもありがとう」

ソクジンと一緒に居てた
狛犬のジミンは
ジュンミョンの側に座った

「ヒョン あのね
お腹触っても良い?」

「まだ出てないよ?」

「うん 」

「あっ 俺も〜」

ベッキョンとジミンが
お腹を撫でている
特に大きくもなっていない下っ腹を
撫でている

凄く恥ずかしくもあり
歯痒くもあり
幸せを感じていたジュンミョンだった
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