蒼玉

□甘やかし〜ウォンキュ〜
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何をしているんだ?

シウォンは、
キュヒョンの百面相を見ていた

全身が写る鏡の前で
唸りながら
体のラインを見ていた

ソファーに座って
雑誌を見てるふりをして
キュヒョンを眺めている
シウォンが声をかけようか
悩んでいた。

数分後、業を煮やして
シウォンが声をかけた

「キュヒョナ、
どうしたの?」

声をかけたら
眉間に皺を寄せてこちらを見た

むーってしながら
近付きシウォンの前に立った

「どうした?」

「僕のおしり…」

おしり?

「僕のおしりは
おっきい?
それより、太ってる?」

「んー太ってるって事は
無いと思うけど
どうして?」

まぁ、むちむちしてるよな
それが気持ちいいんだけどな

「どこが気になるの」

気になる場所を聞くと
太股とおしりを触っていた

「気になる?」

シウォンが声をかけると
ソファーにドカッと座って

「んー
ネタには出来るけど
皆が言うほど大きいのかな?ってね
だって、お尻ばっかり
見られてるように思うから」

えっ?
シウォンは、眉間に皺を寄せて
顔を覗き見した。
むーっと納得の
出来ない顔をしながら
テレビを点け見ている

「キュヒョナ…
そんなに見られるの?」

テレビに顔を向けながら

「そんな気がするだけ
かもしれないけどね」

「そっか…」

素っ気ない返事に
キュヒョンは振り向き首を傾げた

部屋にはテレビの音しか聞こえなく
何となく、
シウォンの雰囲気が変わった事が
気にはなって横顔を何度か確認した

少し俯いて
眉間に皺を寄せている

テレビに集中出来なくなってる
キュヒョンは下を向いて
モジモジしていたら
急にシウォンに肩を抱かれ
抱き締められた

「!!」

「…」

「なっどうしたの?!」

「んー
抱き心地は最高だなって思って
キュヒョナは、お尻だけじゃなくて
全体に気持ちいいよ」

顔を真っ赤にして

「僕が言ってるのは
大きいかって話!」

あっ
そうかって笑っている
シウォンに
もうって怒っているキュヒョン

「じゃぁ、体鍛える?」

「ジム?」

「まぁ、そうだな?
俺は
今のままでも良いけどなぁー」

「今のままで
シウォナは良い?」

勿論と抱き締めながら伝えた

「じゃぁ
このままでいいかもぉ〜」

えへへっ
って笑ってその日は過ぎていった…
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