蒼玉

□嫉妬〜83line〜
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「何か怒ってる?」

イトゥクが、
ヒチョルを覗き混んで
聞いている。

ヒチョルは、なにも言わず、
視線を外す。

なにもした覚えがなかったイトゥクは、
段々と腹が立ってきた。

「………」

その様子を見ていた、
イェソンは、スマホを弄る為に、
視線をスマホに向けた。
キュヒョンとリョウクは、
溜め息をつきながら、
各々する事を、していた。

黙った空気が、凄く重くて
嫌な雰囲気が、楽屋に漂ってた。

後輩たちが、挨拶に来る。
この雰囲気は、解らないみたいだが、
ヒチョルが機嫌が悪いのは、
誰でも解るみたいだ。

『そろそろ、お願いしまーす』

スタッフさんが呼びに来た。

いつも通り、仕事はこなし、
ただ、ヒチョルはイトゥクに
あまり絡まず、
キュヒョンと一緒に居た。

『お疲れ様です〜』

撮影も終わり、
楽屋に戻る。
イトゥクは、
スタッフに挨拶をし、
メンバーより遅れて楽屋に向かった。

イトゥクは、
ヒチョルの機嫌が悪い理由が、
思い付かないで、考えながらゆっくり向かっていた。

(昨日の夜は、一緒に居て、
起きた辺りから機嫌が悪いよな
寝惚けて、顔叩いたかな?)

「おいっ」

いきなり腕を捕まれたイトゥクが、
振り返ったら、そこには、
自分を睨んでる、ヒチョルが居た。

「こっちに来い」
引っ張られて、
トイレの個室に入れられた。

何がなんだか解らないまま
イトゥクは連れてこられて、
不安を隠しきれなかった。
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