狩るか狩られるか
□狩るか狩られるか〜第3狩り〜
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そうこう話している内に、ネコタクはドンドルマに到着した。
そのままヒソカを連れて自宅へ向かう。
まだ荷物は届いていないようだが、その内届くだろう。
今日着ていたイーオスXシリーズを脱ぎ、今度はレザーSシリーズを装着する。
防御力は低いが、ついでに採取もして来ようと考えているレインにとってはこれが最良なのだ。
対人戦で、あまり鎧らしい鎧を着るのもフェアじゃないように感じられたため丁度良い。
ちなみに着替え中、ヒソカはドアの脇に立ちながらニヤニヤと笑っていた。
「…何ニヤついてるんだ、気持ち悪い。」
「いや、部屋に男が居るのに無防備に着替えてるものだから…目の保養を、ね♥」
そういうことか、と呆れかえる。レインにとって、否ハンター達にとってインナー姿は隠すようなものではない。
装備なしという条件のクエストも存在するため、インナー姿で狩猟に出ることもあるのだ。
だから着替えを見られたといっても下着姿ではないし、見せられる範疇であるため気にならなかったのである。
「別に隠すような程脱いでないからな。つーかやっぱ変態かあんた。」
見られたところで困る範囲ではないものの、正直目の前でニヤつかれているのは気持ち悪い。
戦う時に盛大に殴ってやろうと、レインは心に決める。
「鎧の上からだとわからなかったけど、意外と胸あるんだね♥」
「黙れ変態。」