the Philosopher's Stone
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いよいよグリフィンドールの初試合の日である。
「ハリー、ちゃんと食べなきゃ」
「お腹すいてないんだ・・・」
緊張しているのかハリーは食欲がないようで周りのグリフィンドール生は心配している。
試合が始まった。
相手はスリザリンである。
レイチェルはハーマイオニーやロンと心配しながらもワクワクしながら観戦していた。
「スニッチはどこかしらね」
「ここからじゃ見つけられないさ。近くにいる選手達だって見逃すのに」
「難しそうね」
ロンに、解説をしてもらいながら試合を楽しんでいると、ハリーに動きがあった。
するとスリザリンのキャプテン、フリントがハリーを妨害しだす。
「あんなの反則よ!」
レイチェルやハーマイオニーは講義するがあれがクィディッチらしい。
フリントは途中で追いきれなくなりあとはハリーがスニッチをとるだけ、そう皆が思った瞬間だった。
「何が変よ!?」
レイチェルの叫びに皆がハリーを見つめる。
ハリーの箒がまるで彼を振り落とそうとしているかのように暴れ回っている。
「強力な闇の魔法以外箒に悪さなんてできねえ。ニンバス2000に手出しなんてそうそうできねえぞ」
ハグリットの呟きにハッとするように向かい側の観覧席をみた。
「ロン!ハーマイオニー!見て!」
「あれは!!」
なんとスネイプがハリーを見つめながらブツブツと言っている。呪文を唱えているようであった。
「あいつがハリーの箒を!?」
ハーマイオニーはすぐさまそちらに向かったようだ。
「どーするつもりなんだろう、、ハーマイオニー、おねがい!」
優秀な親友を信じることしかできなく歯がゆい思いである。
ハリーとスネイプを交互に見ていると、スネイプの方が騒がしくなった。煙が見える。ハーマイオニーが何とかしたらしく、ハリーの箒も動きがとまったのだが、
「ハリーー!!!」
箒が急降下し、ハリーも一緒に落ちた。
幸いそれほど高くなかったので彼はすぐ立ち上がったがどうにもようすがおかしい。
「ハリーどうしちゃったんだよ〜」
ロンが不安そうにしているとハリーは何かを吐き出したようだ。
それを確認したグリフィンドール生は歓喜にわく。
『スニッチだー!ハリーポッター、スニッチをとりました!グリフィンドール、勝利です!』
リーの実況が響きハリーはいちやく英雄となった。
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