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□反面
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だから腕を引っ張ってソニをベッドに倒し
今度は私が上に被さった。
「ソニはこっちでしょ?」
一瞬びっくりした様に目を丸くし顔が真っ赤になるソニが面白い。
「スヨンは一番大きいんだから、こうなるのは当り前ね」
と言って目をそらすソニ。
「じゃあ、正式に私の顎乗せになってね(笑)」
「それは嫌!!」
「どうして?」
そらされていたソニの瞳がこちらを向いた。
少しだけ涙ぐんでるように見える。
「顎乗せになったら、恋人にはなれないんでしょ?」
ソニがそんなことを考えてたなんて知らなかった。
私はソニを優しく抱きしめた。