CuteなSugar

□ホワイトデー
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【ホワイトデー☆4】CuteなSugar




今、スキって出来なかっただけって言ってたよな?



「雅紀、それ本気にしていいの?」



黙ったまま、コクンって頷いたきり、雅紀は目を伏せた。
伏せた睫毛がキラキラって光って見えたから、泣いてんのかと思って、『泣くなよ』って顔を上げさせようとしたんだけど。


俺は、雅紀の顔を上げさせながら、吸い寄せられるように、そのまま口づけしていた。


あぁぁぁ、、、♪♪♪
すっげー、唇ってこんなに柔らかいんだぁぁぁ///


恥ずかしいとか、ドキドキするとか、もちろんあったんだけど。

それよりも、初めて味わう唇の感触に感動しすぎて、自分の唇で包むように何度も何度も雅紀の唇を含んでいた。


ふと、雅紀が微動だにしないから、顔を離すと、完全な放心状態で・・・。



「ま、雅紀?」



口が半開きのまま、目もどっかいっちゃってるというか、、、。
大丈夫か、おい?



「雅紀?雅紀?」



軽く身体を揺すると、雅紀がハッとして、俺の問い掛けに反応して、すごい勢いで赤面していく。



「しょ、しょ、しょーちゃん?
い、い、いま、な、な、な、な、な、なにした?」



「だって、雅紀がかわいい顔するからさ?」



そんなに赤面すんなよ!
こっちまで恥ずかしくなってくるじゃん?

だから、笑って誤魔化そうと思ってさ?



「なぁ、雅紀ぃ?
キスってレモンの味って言うけど、違うんだな…」



「へ?」



「フライドアラシの味だった!
アハハハハハハ〜」



「しょ、しょーちゃん、酷いよ!」



今度は赤面は赤面でも、真っ赤になって怒り出して、俺に掴みかかってきたから、その手首を強く掴み返して押さえ込む。



「ほんとは緊張してて、、よくわからなかったから。
もう一度していい?なに味か確かめたい…」



「えっ・・・・んっ!」



はぁぁぁ、、やっぱ、柔らかぁぁぁぁい///

こんな柔らかい唇で、翔くんのショウクンをぱくっとされたら、どんな感じなんだろぉぉぉ♪♪♪


なんて考えてたら、俺のショウクンがオッキ準備体制に入ったから、焦って唇を離したけど、、、。



「雅紀?」



また、完全に放心しちゃってる。。。

まぁ、雅紀がどっかいっちゃってる間に、ショウクンが治まってくれればいっかと思っていたけど、雅紀の制服のズボンが盛り上がってる気がして、思わず手を添えた。


雅紀、完全オッキじゃん!!!



「ま、雅紀?」



「しょ、、ちゃん、、
オレぇ、、頭、、ヘンになっちゃったカモ・・・」



焦点の合わない目でボーっとしたまま、そんなこと言う雅紀が、マジにヤバいぐらい、かわいくて、ベッドに押し倒すと、また唇の感触を楽しんだ。

ついでに、雅紀の身体に自分のソレを擦り付けるように動かしたら、すっげー、ヤバくなってきて・・・。


俺は、放心した雅紀を放置して、唇の感触を忘れないうちに、トイレに駆け込んだんだ。




***


俺の隣で、ニコニコしながらフライドアラシを摘まんでる雅紀の愛らしさは、昔っから変わらないよなぁ♪



「ねぇ、雅紀?
そっちから食べてきてよ?」



俺はフライドアラシを1本手に取ると、自分の口元に持ってきて、雅紀に反対側を促した。



「やだ、、やんないもん。。。」



「なんで?」



「だって、しょーちゃんが、フライドアラシ味のキスって言うじゃん!」



「お前、まだ覚えてたの?」



「だって、オレのファーストキスだったんだよ?
なのに、あんなこと言われたら、忘れられる訳ないじゃんっ!」



雅紀は、次の1本を指に挟んで、頬を膨らませると、わざとらしくフンって怒った顔をする。



「俺もファーストキスだったけど?」



「うそ・・・?」



「嘘なわけないだろ?
俺が誰とも付き合ってなかったの知ってるでしょ?」



「だって、、、、
だって、あの時、すごく自然にしてきたじゃん!
だから、キスぐらい誰かとしてるんだと思って、、。」



言いながら、俯いていく雅紀がかわいいから、再度フライドアラシを促した。



「どんな味でも雅紀とするキスは、最高なんだけどな?」



「ほんと?」



「当たり前だろ?」



フライドアラシの尖端を雅紀の口に入れてから、反対側を啄んでいく。

フライドアラシが少しずつ短くなって、最後までくる前に雅紀が目を瞑るから、そこからは雅紀の柔らかい唇を食べていった。




今でも、寝坊した朝には、雅紀が靴下を履かせてくれる。

ただ、俺の夢だったパンツは、まだ履かせて貰ったことがない。


その代わり…俺は雅紀のパンツを夜な夜な脱がせてる♪♪♪





…おしまい…
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