Daylight


□【90】〜【93】一般コース
4ページ/4ページ

櫻葉【93.解説】◆Daylight◆




「今日はオレがやるから!」


「あなた、出来ます?
Jの解説のほうが人気あると思いますけど?」



「オレがやるんだよっ!
オレと一緒に、デイデイしようぜっ(*≧◇≦*)」



「ウィンク、、出来てないですよね?

まぁ、今回は伏せたい部分が少ないですし…
じゃ、冒頭からいきましょうか?」





◆本編冒頭部分◆


大粒の涙が次々と零れ落ちては光の粒になって消えていった。

嗚咽の合間に、『しょーちゃん』と何度もうわごとのように俺を呼んでは、タイミングを計っているようにも見えた。



◆ここまでっ!◆



「ここで!

オレ、逝きます!以上!

今日はどうもありがとうっ♪
帰り、気を付けて帰ってね。」



「いやいやいや…
間違ってないけど、それじゃ伝わらないでしょ?」



「間違ってないならいいじゃん…」

「臨場感に欠けてるじゃないですか?」


「りんじょーかん…」


「読んでる人がどんな場面か少しでも想像出来るように…」


「よし!わかった!

オレの*←ここが、ギュイーン!ギュイーン!ギュイーン!

そして*←ここから身体に「応答せよ!応答せよ!こちら桜桃!」」



「ダジャレ、いらないんだよなぁ。」


「しかし、身体もピンチだった!

ドッテンガラガラビッシャーン!

以上っ!
今日はどうもありがとぉっ♪」



「これ以上やっても同じことの繰り返しになるんで…

ようは、激しかった、とわかっていただければ。」





◆本編再開◆




薄バラ色に染まった姿に目を奪われ、身体の奥から血が沸き立つような感覚に襲われる。


やがて雅紀の身体のうねりが静まって、部屋には小さなしゃくりだけが残り、雅紀の顔は法悦に包まれ ト ロ ン としていた。



「雅紀、、すげぇ。。。
ヤバイ、、俺、止められそうもない…」



こんな感情を抱いたままでは、まだまだ雅紀を無茶苦茶にしてしまいそうだ。



「しょぉちゃ、ん…
すごかっ、た、、よ、、、」



「気持ち良かった?」



「だって、、、
しょ、ちゃんの、、手だもん…」



頬を染める雅紀を 抱 き 締 め、ハンカチを取ると残った涙を拭ってみた。
ハンカチの表面がキラキラと光って涙は消えていく。

俺は、はぁと溜め息を吐いて、強く 抱 き 締 め 直す。



「雅紀、、お前が欲しい…」



こんな風に誰かを強く望んだことがなくて。
自分の感情に驚くばかりだ。

感情を抑えるとか、どこかへ逃がし紛らすということが出来ない。

でも理性を失いすぎると、雅紀を壊してしまうんじゃないかと怖くなる。


雅紀は“魂”なんだ。



「しょーちゃん、、オレも…」



「ん?」



「しょーちゃんのぜんぶ、、欲しい。
オレ、しょーちゃんのぜんぶになりたい…」



「まさっ、、、」



胸の奥が熱くなって言葉に詰まる。

ただの欲ではない。
欲を満たすために身体を重ねたいわけではない。



「雅紀、、愛してる…」



それが例え“魂”だったとしても。
愛するということに変わりはない。

いや“魂”だからこそ、もっと深く繋がりたくて…
もっと深く繋がれると信じて…。



「しょーちゃん、オレもだよ…
しょーちゃん、、、しょーちゃん、、、、。」






…つづく…

バスワードがない人は、こちらから【94】へ
次の章へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ