Daylight


□【121】〜
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櫻葉【146】◆Daylight◆





雅紀をベッドに座らせる。

頬を紅くして、ジーっと俺を見つめる雅紀が、愛おしかった。

手に握り締められたガーゼをそっと受け取って、雅紀の唇に重ねた。


雅紀は、俺に必死についてこようと、
ぎこちないながらも、キスのお返しをくれる。


そうして二人のキスの時間を楽しみながら、
雅紀のシャツのボタンへ指をかけた。

ハラリと肩からシャツを落とすと、
雅紀は自分の身体を隠すように、
腕を前に持ってきて、俺の胸元をギュっと掴むんだ。


美しいラインをした 身 体 を、
今度はローブで 包 み 込 ん だ。


こうしないと、二人は 交 わ る ことが出来ない。
はじめの頃は、もどかしさも感じていたけど、
今では“当たり前”になったことの ひとつ。


雅紀の 身 体 に 愛を含ませてから、すぐ…。


体温はわからないけれど、今までとは違う“熱量”を感じ取っていた。


雅紀の中へと侵犯して、
その華奢な 身 体 を ゆっくりと 抱 き 起こした。



「しょ、、ちゃん…」



「びっくりした?」



軽くキスを交わしてから、今度は 俺が横になった。



「雅紀が動いてみて?
俺に、雅紀をもっと教えて?」



恥ずかしそうにしていた雅紀が、
なでやかに 腰 を 揺 ら め か せ、
二人が作り出すリズムに合わせて、

雅紀の 尖 端 から、
白いキラキラした光りの粒が溢れ出す。



「やっ、、あぁっ………」



「そのまま…
気にしないで出していいから。」



身 体 の奥底から沸き上がってきた 悦 に 包まれ、

解き放つように、最後の時を迎えると、
雅紀が後ろへ倒れそうになったから、
起き上がって腕の中へ 抱 き 止めた。



「雅紀、、すごく綺麗だ…」



「しょ、、ちゃ………先に、出ちゃ、た……」



まだ余韻を残している身体は、
膝 が ワナワナと震えていて、
涙声で訴えてくる。



「いいんだよ…
たくさん 感 じ た んだろ?」





雅紀から求められたことが嬉しくて、
俺は、大事なことを見落としていたのかもしれない。





…つづく…
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