48G・短篇集

□私の自慢の親友
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 私にはメンバーの中でも一番仲良くて、一番好きな子がいます。その子は今、AKB48にてセンターをはってて忙しい日々を送りながらも頑張っています。

 本当に私の自慢の親友です。



 村重杏奈がうっとりしながら視線を注いでいるのは、テレビ画面に映っているセンターの子、宮脇咲良だった。両隣には前田敦子や大島優子といった、かつてAKB48の先陣を切って引っ張ってきた偉大な先輩を後ろに従えている。
 プレッシャーも大きい中で頑張っている親友の姿を見て今日もパワーを貰う。私は日課のように、今日もLINEを入れる。

「今日も素敵だったよ!」

 前のようにすぐに返信が来ることは無くなったけど、それでも必ず返してくれた。


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