Absolute ruler1
□最終試験
1ページ/8ページ
じぃさんからの依頼をこなし、ゼビル島にと戻ってきた。
ちょうどマーメンの集まれという放送が聞こえ、私は指定されていた場所へと足を進めた。
そう言えば、プレートのアラームは鳴らなかったけど、大丈夫だったんだろうか。
まあ、どうでもいいかもしんないけど。
『おやおや、みんないたのかー、よかったよかった』
「あっ!●●●ー!!」
『やあゴン、6点分集めたの?凄いね、なのになんでヒソカいるのかな?』
「あー、えっとね…」
ゴンから今回の試験について色々聞かせてもらった。
ヒソカからプレートを奪えたこと、その後に他の受験生に奪われてしまったこと、クラピカとレオリオのこと。
『へえ、レオリー毒ヘビに噛まれたのか』
「でももう大丈夫だよ!」
「ま、マジで死ぬかと思ったがな」
「ゴンの方が数多の毒ヘビに噛まれたんだがな…」
こっちもこっちで大変だったみたいだねえ。
私だったら蛇に噛まれたぐらいじゃ死なないし、レオリオとゴンは治療が早かったから助かっただけだけど。
『次で最終試験、みんなならまあ受かるでしょ』
「●●●は最終試験がどのようなものか知っているのか?」
『いや知らない、けど4人とも素質はあるから大丈夫だと思ったんだよ』
この4人なら、すぐにでも念を覚えるだろう。
まあ、教える人にもよるとは思うけど…
「●●●に大丈夫って言われると、ホントに大丈夫な気がするよ!」
「だな!」
笑いあってそう話す4人。
ちょうどその時、ハンター協会の飛行船が現れ、私たちは最終試験会場へと送られた。
───in 最終試験会場
「ねーねー●●●、最終試験ってどんなのかなー?」
『さあ、最終試験っていつもあのじぃさんの気まぐれで決まるって聞いたことはあるけど』
「ってことは毎回違うのかよ」
『うん、数年おきに被ったりはするみたいだけど、殆ど内容違うから出たとこ勝負って感じになりそうだね』
まあ、大した試験じゃあなさそうだし、この4人なら余裕で受かりそうかな。
あとヒソカとイルミ、そこのつるっぱげも受かるかな、素質的な問題ではクリアはしてる訳だし、前者2人は能力者だしねぇ。
「キルアはどんな試験だと思う?」
「んーそーだなー・・・今までが楽っちゃ楽だったし、とんでもなく難しくなる・・・とか?」
『ないない、あのじぃさんのことだから最後も楽なモンだと思うけど』
まあ、楽だけど、えげつないものとかはやってきそうだなぁ。
あのじぃさん性格ひん曲がってるし。
私が言えたことじゃあないんだけども。
その後マーメンが最終試験は三日後と通達しに来て、私たちはその間ホテルで休養ということになった。