Absolute ruler1
□ちょっと一息
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『ふぅ…』
所変わって、ここは飛行船内にあるシャワールーム。
次の試験は明日の8時からの予定らしい。
マーメンはじぃさんに言われても、噓を吐くことはほとんどないから大丈夫。
安心して長風呂出来る!!←
『にしても、意外と面白い奴が多いなぁ』
ヒソカにイルミは勿論のこと。
メンチをキレさせたハゲも、念能力者外なら1番強いのではないだろうか。、
キルアは中々、ゾルディック出身は伊達じゃないってとこかな。
ゴンもジンの息子だし…全員、念を覚えさせたら面白くなりそうだ。
コンコンッ
『?』
「●●●、いるんだろ♡」
『何しに来た変態』
絶≠オて来やがったな変態め…気付かなかった。
こっち側にくると気が抜けてしょうがないな…あちらの大陸じゃ気を抜いたら死ぬしな…
まあ、いきなり入ってこなかったことだけは褒めてやろう。
「ちょっと話したいことがあってね♡」
『私にはない』
「そう言うなよ、入っちゃうよ?」
『やったら殴り飛ばすからな』
「♠」
……おや、入ってこないのか、意外。
いや、入ってきて欲しくはないんだけれども。
『話って何さ』
「ん〜…君さ、念使えるだろ?」
『ねん?』
「イルミから聞いたんだ、イルミの父親と一般人が知り合いなわけがない♢」
あのお喋りめ…
どうしよっかなぁ、一応、試験が終わるまでは念が使えないってことにしとこうと思ったんだけど…ゴンたちのためにも。
ガラッ
「おや♡」
『面白そうな話だね、是非とも聞かせて欲しいものだよ』
「んん〜、いい眺め♡」
…いや、タオルはちゃんと巻いてるだろ…
どこも見えてしまってる場所はないと思うが…
『確かに、私はシルバ=ゾルディックとは知り合いだよ』
「へぇ♢」
『別に必死に隠してる理由でもないしね、少々因縁があるだけさ』
「どんな?」
…意外にもグイグイくるのね…
『知って得するようなことはない』
「気になるじゃないか♢」
『…』
はてさて、ホントに気になってるだけなのかねぇ。
別に言うのは構わないけど、ややこしいことにならなければ…
ヒソカは口が軽そうだし、迷うなぁ。